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- 文章の書き方 - ライターの7つ道具
パソコンを使う時間の多い人は、ほとんどの人が眼精疲労に関する悩みを持っているのではないでしょうか。
眼が疲れるので、1日に何度も目薬をささないと耐えられない、また、首痛が激しくて整体院に通い続けた、そういう時期が私自身も長く続きました。
人にすすめられて、タッチタイピング(ブラインドタッチ)を完全なものにしたり、ノートパソコンからデスクトップに換えたりしましたが、なかなか改善しませんでした。
ところが、ある文具をインターネットで衝動買いし、試してみたところ、呆気ないほど、首痛は消えてしまったのです。
それが、このブックスタンダー。
カール事務器 ブックスタンダー BKS-10-B ブルー
このブックスタンダー(書見台)が、私の辛い首痛を治してくれたのには、明らかな理由がありました。いま思うと、なぜもっと早くそのことに気づかなかったのか、不思議なくらいです。
首と眼に負担をかけないブックスタンダーの仕組み。
首痛の原因は、何といっても、首の筋肉への過負担です。
私の仕事では、ライティング(執筆)する時間が長いのです。パソコンのキーボードを打つ時に、資料をかたわらに置いて、それを見ながらすることが多い。つまり、資料を見る時に下を向き、キーボードを打つ時にはパソコンのディスプレイを見るために前方を見る……この繰り返しが首に大きな負担をかけていたのです。
ところが、ブックスタンダーを使いますと、以下のように立てかけた状態になるので、下を向く必要がなくなります。
頭は非常に重いので、下を向いたり、前を向いたりという運動をするには、首の筋肉は相当に頑張らなければならなくなります。それが、ブックスタンダーを使うことで一気に解消してしまうのです。
もう一つ辛いのが、眼精疲労。眼が疲れるのは、パソコンの画面を長い時間見ているためだけではありません。資料を見る、モニターの文字を見る、この繰り返しがなぜ眼を疲労させるかと言いますと、首を動かすたびに文字をはっきりと認識するためには焦点を合わせなくてはなりません。焦点距離が変わることが、眼に負担をかけるのです。
モニターの横にブックスタンダーを置けば、焦点距離の差を少なくでき、眼のわずかな動きだけで活字を追うことができます。
以上の理由から、ブックスタンダーは、私の辛い首痛を治し、眼精疲労をやわらげてくれたのでした。
カールBKS-10が特に優れている点
ブックスタンダーには爪(つめ)がついているので、本を開いた状態にしておけます。そのため、本を手でおさえる必要がなく、両手が自由になり、タイピングに専念できるのですね。
ですから、ブックスタンダーについている「爪」は非常に大事。本を開いたままにしておける強さも必要です。私が使っている「カールBKS-10」の爪は透明であるため、爪に隠れている部分の文字も読めますよ。
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この透明な爪(アーム)がポイントなのですね。これが透明でないと、文字を読むためにいちいち本を動かさないといけません。細かいことですが、タイピングのリズムを保つ上では、爪が透明であることが不可欠であると考え、このタイプを購入しました。
このアームが「ゆるい」というレビューがアマゾンに載っていました。
私が実際に使ってみたところ、「ゆるい」とか「弱い」とは感じません。ただし、大型の百科事典を立てる場合には無理が生じるかもしれません。
しかし、分厚い本として有名な「思考は現実化する」も、このように収まります。
アームが「ゆるい」と感じた人は、スタンドを立てる角度を調節しなかったのでしょう。分厚い本の場合は、以下のようにスタンドを少し寝かせると、安定し、アームも開かなくなります。
カールBKS-10のメリット まとめ
では、以下、カールブックスタンダーを実際に私が使ってみて、改善された点をまとめてみましょう。
1)本を見ながらキーボードを打つことができる。
2)ディスクトップと角度がほぼ同じなので、目の移動が少なく疲れにくい。眼精疲労、首痛、肩こりの予防になる。
3)タイピングに集中できるので、原稿を書くのが速くなる。
4)アーム(爪)が透明なので本を移動させなくても文字が読める。また、アームの固定する力がけっこう強いので、中型の単行本でも開いてしまわない。実際に使っていますが、ゆるくはないです。
5)本の角度は7段階に調節が可能なので、本の大きさや製本によって最も見やすい状態に調整できます。
6)コンパクト設計で、折り畳み式なので、使わない時にも場所をとりません。
このブックスタンダーは、私の暮らしを魔法のように改善してくれた、幸運の使者です。小さなことが、暮らしをガラッと改善してくれることがあります。このブックスタンダーが、私の部屋を訪れてから、首痛は消えました。この小さな訪問者は、今では私にとって大切な住人となっています。