映画「祈る人」は芦川いづみ主演の切ない成長物語 投稿 2022/04/16 日本映画(邦画) シェア Twitter LINE 映画「祈る人」は1959年に公開された。監督は滝沢英輔。原作は田宮虎彦の同名小説。 月丘夢路と芦川いづみの母娘をはじめ、複雑な人間関係の中で芦川いづみが悩みつつ成長してゆく姿を、真面目に描いている文芸作品である。 これも、芦川いづみのために作られたような映画だ。あの名女優・月丘夢路がかすむほどの鮮烈な光を芦川いづみが放っている。 それにしても、1950年代の映画は良い。エンタメ性よりも、文芸の香りの方が強いのである。 カテゴリー日本映画(邦画) タグ コメント 風花未来
映画「佳人」では、芦川いづみが薄幸のヒロインを… 投稿 2022/03/28 日本映画(邦画) シェア Twitter LINE 映画「佳人」は、芦川いづみが薄幸のヒロインを演じた、古風なメロドラマ。 監督は滝沢英輔。大衆娯楽小説をコテコテに演出した映画だ。1958年の作品だが製作年以上の古さを感じる。 ⇒映画「佳人」はこちらで視聴可能です 原作の同名小説の作者である藤井重夫は、1951年に「人」で芥川賞候補、1965年には大阪の戦災孤児を描いた「虹」で直木賞を受賞している。 久しぶりに、品格がなく、完成度の低い映画を見た。 芦川いづみファンならば必見かもしれないが、鑑賞にたえうる作品ではない。 カテゴリー日本映画(邦画) タグ コメント 風花未来
映画「風のある道」は芦川いづみ主演の文芸作品ふう心理ドラマ 投稿 2022/03/28 日本映画(邦画) シェア Twitter LINE 西河克己監督の映画「風のある道」を見た。 1959年の日活映画だから、まだ青春路線に切りかわっていない。 芦川いづみ主演の文芸作品ふうのメロドラマである。 ⇒映画「風のある道」はこちらで視聴可能です 原作が川端康成というから少し驚いた。成瀬巳喜男監督の映画「山の音」も川端康成の同名小説が原作だったが…… 西河克己監督は青春映画もうまいが、文芸作品ふうの心理ドラマの方が私はずっと良いと感じている。 ともあれ、この「風のある道」も、芦川いづみのための映画と言えるだろう。 カテゴリー日本映画(邦画) タグ コメント 風花未来