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佐々木蔵之介が主演した映画「超高速!参勤交代」は理屈ぬきに楽しめる。

いろんな映画を見てきましたが、理屈ぬきに楽しめるエンターテイメントは、実はそれほど多くはありませんね。

 

楽しませようとするあまり、演出があざとかったり、ラストがひねり過ぎていて後味が悪かったりして、見終った時に「ああ、面白かった」とスッキリできる映画にはなかなか巡り合えなかったのです。

 

しかし、今回ご紹介する映画は、理屈ぬきに楽しめる、エンタメ映画の秀作だとちゅうちょなく断言できます。

 

映画のタイトルは「超高速!参勤交代」。

 

監督:本木克英、脚本:土橋章宏。主演は佐々木蔵之介

 

その他の出演者は、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔、知念侑李、柄本時生、六角精児、市川猿之助、石橋蓮司、陣内孝則、西村雅彦など。

 

「参勤交代」という制度を、コミカルに描き出すという、このアイデアがまず面白いですね。

 

「5日のうちに再び参勤せよ」という無理難題を実現しようとする、お人よしの殿様と家来が繰り広げるロードムービー。

 

5日間の道中では、実にさまざまな事件が起き、飽きることなく、ラストまで楽しめました。

 

メッセージめいたものを無理に押し出そうとしているわりに中身のない映画が多い中、こうしたエンタメに徹した映画は痛快ですね。

手書きで日記をつける~自分探しの方法1

2017年4月15日に渋谷で「青い鳥、見えた!」というタイトルで、寺子屋セミナーを開きました。

 

幸せの青い鳥を見つけるためには「本当の自分」に出逢わなければなりません。その意味から、青い鳥探しは、自分探しだと言えます。

 

生活していて不安を感じるのは、本当の自分を見失っているからです。言葉を換えますと、「心のふるさと」をなくしてしまっているからだとも言えるでしょう。

 

「心のふるさと」とは、以下のことを意味します。

 

心のふるさと

 

○本当の自分が見える場所

 

○あるがままでいられる場所

 

○自分自身の原点が息づく場所

 

○心が芯から癒される場所

 

自分が見えなくて不安感にさいなまれるのは「心のふるさと」を失っているからです。

 

では、「心のふるさと」は、どうしたら見つけられるのでしょうか。

 

セミナーでは「心のふるさとを見つけるための7つの方法」ついて語りました。

 

今回は、その1番目の方法をお伝えしましょう。

 

日記をつける。手書きで大学ノートに。

 

実に原始的というか、素朴な方法ですが、やはり、日記をつけることは、自分探し、心のふるさと探しには極めて有効です。

 

できれば、大学ノートに手書きでつけると良いでしょう。

 

パソコンでタイプするならノート分の場所は省けます。ノートは確かにかさばりますよね。でも、手書きという行為によって普段は使っていない脳の部分を動かすことで、心の中に失った自分自身の原風景を蘇らせることができるかもしれません。

 

学校を卒業すると、大学ノートに何かを書きつけるという習慣を失う人が多いのです。

 

しかし、ノートに手書きで書き込むという原始的な行為は、やめないほうが良いでしょう。手書きで日記をつけるという行為をやめる時、人は極めて大切な何かを手放してしまうのだと思います。

 

かくいう私も、大学ノートに日記をつける習慣を長いこと、失っていたのです。

 

しかし、「幸せの青い鳥」を見つける方法について、考えを深めてゆくうちに、本当に自分を見失わないために、心のふるさとを感じているために、大学ノートに、手書きで日記をつけ続けようと決意しました。

映画「アフタースクール」は大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人などの完璧な芝居が見もの

内田けんじ監督の映画「アフタースクール」を数年ぶりに見直してみました。前回見た時には、面白く見られたけれども、ピンとくるものが弱く、それほど記憶に残らなかったのです。

 

しかし、今回の鑑賞で、ガツンと来ました。

 

映画「アフタースクール」はこちらで視聴可能です

 

内田けんじ監督の映画は、先を読ませないプロットづくり、ほど良い温湿度のあるユーモアに特徴があります。

 

それは以前このブログで取り上げたことがある「運命じゃない人」「鍵泥棒のメソッド」にも、そのまま当てはまりるのですが、この「アフタースクール」では、さらに3つの要素が楽しめました。

 

1)役者愛に、目覚める。

 

大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人、常盤貴子、田畑智子など、芸達者な役者たちの演技が見ものです。

 

この映画の最大の美点は精緻な構成(プロット)にあります。したがって、役者が役者としての圧倒的な存在感を示すという類いの映画ではありません。

 

つまり、役者は脚本を具現化(映像化)にするための部品である、という要素が強い映画なのです。

 

しかし、そのことが逆に、自分に与えられたピースをどこまで完璧に演じられるかということを、役者たちに究極まで純粋に追求させているとも言えます。

 

ですから、この「アフタースクール」を見ると、役者たちが愛おしく感じられてくるのです。役者愛に目覚められる映画、それが「アフタースクール」だと主張したくなりました。

 

2)「人って、可愛いね」を、実感。

 

内田けんじ監督の映画は、極めてゲーム性が高いのです。でも、ゲームのためのゲームではありません。

 

必ず、隠し味的というか、かなり控えめではありますが、「人間は愛しきもの」、「人って、可愛いね」というヒューマニズムが脈打っています。

 

その意味で、寒い映画ではなく、温まる映画にほかなりません。

 

3)ハッピーエンドにも、満足。

 

ハッピーエンドの映画は少ないし、ハッピーエンドで満足できる映画はさらに少ないと感じているのは私だけでしょうか。

 

この「アフタースクール」は、珍しいタイプのハッピーエンドとなっています。複雑すぎるプロットとは対照的に、呆気ないほどにまとまってしまうハッピーエンド。この意外性も、プロットとして効いていますね。