今回ご紹介するのは、原田大助くんという少年が書いた詩です。

 

原田大助くんは石川県錦城特別支援(旧・養護)学校中学部の時、山元加津子教諭と出逢い、二人で詩や絵の創作活動を始めました。

 

山元加津子さんは、原田大助くんの詩才に驚嘆。何冊か、二人の共著の詩画集を出版しています。

 

山元加津子さんの詩と情報はこちらに

 

以下の詩は、次の詩集「さびしいときは心のかぜです」に収められています。

 

 

では、さっそく、その一部を引用してみましょう。

 

僕は僕の気持ちを、

いつも山もっちゃんと葉書にします。

嬉しいときも、悲しいときも怒っているときも、

僕の心は気持ちでいっぱいなのです。

 

※「山もっちゃん」は山元加津子さんを指しています。

 

さびしいときは

心のかぜです。

せきして、はなかんで

やさしくしてねてたら

一日でなおる

 

僕が生まれたのには

理由がある

生まれるってことには

みんな理由があるんや

 

フルートの音は

空気より

少し重いので

僕の心に

しみこんでおりる

 

恐いなら

そばにいたる

寒いなら

そばにいたる

いてほしいなら

そばにいたる

悲しい気持ちの時、

地面が心臓を

ひっぱるんや

 

やさしい心な

水色

なんやで

 

空のごみを集めて

雪がふるって本当か?

雪があんなにきれいなのは

空をきれいにしようって

雪が心に思っているからなんや

 

海に雪がふると

どんな音がするんやろ

どんなにおいがするんやろ

どんな気持ちでいるんかな

 

いつも顔をかたげて

笑うんやなあ

それっとかわいくて

やさしいなあ

 

さよならなんて

言うなや

ぜったいに。

またねまたねって

言うてみ

 

僕の気持ちは

空をとぶ

風の中

海の上

星の下……

あなたに

届きますように

 

きれいな

花見て

月も見て

ゆっくりしてるのが

一番です

 

夜空を見て

星のきもちを

考えたい。

窓から顔を出して

風のきもちを

考えたい。

君の目をみて

オレの気持ちを

考えたい。

 

以下の詩は次の詩集「土の中には見えないけれどいつもいっぱい種がある」に収録されています。

 

 

僕だってそこに“ある”

“ある”ものはみんな大切なんや

 

葉っぱだって

石ころだって

そこにあるだけで

心を動かす力がある

それが“ある”ということなんかな

 

僕だってそこに“ある”

“ある”ものはみんな

大切なんや