Warning: Undefined variable $show_stats in /home/kazahana/kazahanamirai.com/public_html/wp-content/plugins/stats/stats.php on line 1384

木下恵介監督の映画「この天の虹」は八幡製鐵所を舞台にしたヒューマンドラマ。

映画「この天の虹」は、1958年に公開された日本映画。

 

監督は木下恵介。主演は久我美子

 

映画「この天の虹」はこちらで視聴可能です

 

実在する八幡製鉄所を舞台に展開されること、しかも、八幡製鉄所の名前を出し、その概要を伝えていることが、極めて異色である。

 

八幡製鉄所の巨大な会社で働く人々に生活を描写して、人々に暮らしの情感をきめ細やかに表現している。

 

「天の虹」とは、八幡製鉄所の煙突から出る、独特の色をした煙の色を指す。

 

それは従業員の夢と希望の象徴であるはずだったが……。

 

久我美子の凛とした表情は文句なしに素晴らしいが、そのほか、出演者として特筆すべきは、笠智衆田中絹代だろう。

 

日本映画の黎明期から、類い稀な存在感と演技力で、多くの映画ファンを魅了し続けた、この二人が夫婦役を演じているとことが見られるのも、昭和生まれの私にとって貴重な体験であった。

聖なる3つの営み~風花未来の詩80

今日の風花未来の詩は「聖なる3つの営み」です。

 

  • 風花未来が、風花未来の詩について動画で語りましたので、ぜひとも、ご視聴ください。

 

⇒【動画】風花未来が自身の詩について激白!

 

聖なる3つの営み

 

生死を分ける

大手術まで

およそ1ヶ月間ある

 

思えば

長すぎる

待機期間だ

 

それまで

私の生活は

以下の3つの行動に

集約される

 

食べること

眠ること

詩を書くこと

 

喰う

寝る

書く

 

これが

手術までの

聖なる集中行動

生死をかけた営みなのだ

 

間近に死が見えるから

当たり前のことの

尊さが身に沁みる

 

「風花さん

これから

どうするんですか?」

と問いかけないで

 

すべては

手術が終わってから

 

それまでは

何も決められません

 

今の風花未来は

手術の日まで

3つの聖なる営みを

精魂込めて

ただただ

繰り返すのみです

 

※風花未来はハンドルネームです。風花未来というネーミングの由来については、以下の記事にてご確認ください。

 

そもそも、風花未来って?

 

手術は、2025年の5月末から6月にかけて行われる予定です。手術日は、まだ決定しておりません。

 

池部良が主演した、木下恵介監督の映画「破戒」は日本映画の金字塔だ。

1948年に公開された映画「破戒」を初めて鑑賞して、日本映画の金字塔だと評価したい衝動にかられた。

 

監督は木下恵介。主演は池部良宇野重吉の熱演が光っている。池部良の相手役である桂木洋子の初々しさも特筆に値するだろう。

 

木下恵介の手腕に、改めて驚嘆させられた。ラスト近く、衝撃的なシーンの直後に、風に揺れる樹木を映した、そのセンスの良さには感動を禁じ得なかった。

 

ラストシーンの純粋さに、号泣しないではいられない。白い帆をはって、川を下って旅立ってゆく、池部良と桂木洋子。二人を見送る子供たち。

 

部落差別という重いテーマを扱いながらも、未来への希望を抱かせる、最終盤の演出は、見事であり、映画の素晴らしさを存分に伝えてくれている。

 

宇野重吉の存在が、全編を通して、実に効いていた。

 

友情、人生肯定、人間愛……差別よりも愛は深い、愛は差別を超えることを伝えてくれている、これぞヒューマン・ドラマだ。

 

こういう深い人間愛を描いた映画は、稀有であり、日本映画の金字塔であることに間違いない。

 

太平洋戦争が終わって、わずか3年後に、これだけの良質な映画がされたことに、同じ日本人として感謝したい気持である。

 

あの名作「野菊の如き君なりき」に通じる、抒情あふれる映像の流れが素晴らしい。

 

日本人として、一度は鑑賞しておいてほしい名作中の名作である。