良寛の子供をうたった短歌7選

良寛には子供をうたった短歌が多いことは広く知られている。

 

それがまた、良寛短歌の最大の魅力でもあることは、間違いないであろう。

 

以下、良寛が子供をうたった短歌を集めてみた。

 

つきて見よ 一二三四五六七八 九十 十と納めて また始まるを

(つきてみよ  ひふみよいむなや  ここのとを とをとおさめて またはしまるを)

 

霞立つ 永き春日を 子どもらと 手まりつきつつ この日暮らしつ

 

この里に 手まりつきつつ 子どもらと 遊ぶ春日は 暮れずともよし

 

この宮の 森の木下(こした)に子供らと あそぶ春日に なりにけらしも

 

いざ子ども 山べにい行かむ 菫(すみれ)見に 明日さへ散らば 如何にとかせむ

 

子どもらよ いざ出でゆかむ 伊夜日子(いやひこ)の 岡の菫の 花にほひ見に

 

子供らと 手たづさはりて 春の野に 若菜を摘めば 楽しくあるかな

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特捜最前線 第188話「プラットホーム転落死事件!」

今回ご紹介するのは「特捜最前線」の188話「プラットホーム転落死事件!」である。

 

第188話 プラットホーム転落死事件!

 

紅林刑事の活躍する回だ。

 

この回の主題曲は、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。

 

私が敬愛する刑事は、船村刑事、桜井刑事、橘刑事、そして、紅林刑事だ。

 

紅林刑事の役を演じていた俳優は、横光克彦

 

この容疑者ほど、無実であってほしい容疑者はいない。これからも、この人物ほど無罪にしてやりたい人物は登場しない気がする。

 

明らかに善人としか思えない人物の罪を暴くこと、その人物を追い詰め、逮捕するのは、何と辛いことか。

 

紅林刑事は、事件にのめり込み、苦悩し、やつれ果ててしまう。

 

特命化の中でも、誠実を絵にかいたような紅林が、苦しみぬいた果てにとった行動とは?

 

509話ある特捜最前線の中でも、屈指の名作である。

 

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特捜最前線 第152話「手配107・凧をあげる女!」

やめたほうがいい、テレビドラマ「特捜最前線」にはまっていて、まだこの回を見ていない人は、この回「手配107・凧をあげる女!」だけは見ないほうがいいんじゃないか。

 

152話「手配107号・凧をあげる女!」

 

暗い、とにかく暗い。

 

救いが、ない。いや、ありそうで、それをまた打ち消す展開が、人の心をなぶり殺しにしているようで、辛すぎる。

 

なぜか、ドラマ中ひんぱんに流れる中島みゆきこの空を飛べたら」は、この回の内容にピッタリ過ぎて、残酷すぎる。

 

このように書きながら、ひょっとすると「手配107・凧をあげる女!」は、509話ある「特捜最前線」の中でもトップレベル、いや最高傑作ではないか、と感じはじめている自分に呆れているのだ。

 

いくらなんでも、これは被虐的過ぎる。この回に安直な慰めは要らないが、ここまで人間を愚かに、哀しく描き出さなくてもいいのではないか。

 

それにしても、どうして私はこれほどまでに魂を揺さぶられているのだろう。

 

最後に、やはり、桜井刑事が主役の回は、一癖もふた癖もあって見逃せない!

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