今回ご紹介するのは「特捜最前線」の188話「プラットホーム転落死事件!」である。
紅林刑事の活躍する回だ。
この回の主題曲は、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」である。
私が敬愛する刑事は、船村刑事、桜井刑事、橘刑事、そして、紅林刑事だ。
紅林刑事の役を演じていた俳優は、横光克彦。
この容疑者ほど、無実であってほしい容疑者はいない。これからも、この人物ほど無罪にしてやりたい人物は登場しない気がする。
明らかに善人としか思えない人物の罪を暴くこと、その人物を追い詰め、逮捕するのは、何と辛いことか。
紅林刑事は、事件にのめり込み、苦悩し、やつれ果ててしまう。
特命化の中でも、誠実を絵にかいたような紅林が、苦しみぬいた果てにとった行動とは?
509話ある特捜最前線の中でも、屈指の名作である。