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「寸暇を惜しんで」を「寸暇を惜しまず」と誤用しないための対策。

間違いやすい日本語シリーズ、今回取り上げるのは「寸暇を惜しんで」と「寸暇を惜しまず」です。

以下の例文で、日本語として正しい方はどちかでしょうか?

彼は司法試験の合格を目指し、寸暇を惜しまず勉強した。

彼は司法試験の合格を目指し、寸暇を惜しんで勉強した。

正しいのは「寸暇を惜しんで」の方です。

これは本当に「間違えやすい日本語」だと言えますね。

それでは、「寸暇を惜しんで」を「寸暇を惜しまず」と誤用しないための対策をお伝えしましょう。

基本に帰り、「惜しむ」の意味を正確に理解することが大事です。

これができないと、いつまでも「寸暇を惜しまず」と間違えてしまう危険性から逃れられません。

「惜しむ」には、以下の4つの意味があることを、まず確認しましょう。goo辞書は「惜しむ」を以下のように説明しています。

惜しむ(おしむ)

1 心残りに思う。残念がる。「散る花を―・む」「別れを―・む」「人に―・まれて死ぬ」

2 金品などを出すことを、もったいないと思う。出し惜しむ。「わずかの出費を―・んで大損をする」「骨身を―・まず働く」

大切に思う。尊重する。「寸暇を―・む」「名を―・む」

4 (「愛しむ」とも書く)愛する。めでる。慈しむ。「お前を憎み、お前を―・み」

「寸暇を惜しむ」の「惜しむ」は3番目の「大切に思う。尊重する」にあたります。

2番目の「出し惜しむ」「もったいないと思う」と勘違いしやすいのでご注意ください。

現実には「惜しむ」は、1番目の「残念がる」と2番目の「もったいないと思う」の意味で使うことが多いので、ついつい「寸暇を惜しまず」と誤用してしまちがいです。

「骨身を惜しまず」という言葉がありますから、余計に間違えやすいのだと思われます。

「惜しむ」には「大切に思う」の意味があり、「寸暇を惜しんで」は「わずかの間でも、無為に過ごすことをもったいないと思い、物事に没頭するさま」をあらわす言葉だと正確に覚えましょう。

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