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「思い立ったが吉日」は「おもいたったがきちじつ」と読みます。有名なことわざですが、「思いついたが吉日」と間違えてしまいやすいので気を付けたいものです。
「吉日」とは、縁起の良い日のこと指し、この場合は、物事をするのに良い日を意味します。「きちにち」とも読みますが、現在では「きちじつ」と読むのが一般的です。
「思い立ったが吉日」について「故事ことわざ辞典」は以下のように説明しています。
思い立ったが吉日とは、何かをしようと決意したら、そう思った日を吉日としてすぐに取りかかるのが良いということ。
何かをしようと思ったら、先延ばしにせず、すぐに行動しなさいという教えを「思い立ったが吉日」ということわざは伝えてくれています。
しかし、それがなかなかできませんよね。すぐにやったほうがいいとはわかっていても、できないのが人間の性でしょうか。「思い立ったが吉日」に類する言葉がたくさんあるのは、その証拠からも知れませんね。
「思い立ったらすぐに行動することは簡単にできそうで、なかなかできないけれども、それを実行すると良いことがある」という意味のことを、様々なことわざが、教えてくれています。この機会に、覚えていただけたら幸いです。
「思い立ったが吉日」の類義語
思い立ったら吉日
思い立つ日が吉日
旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)
良いことはためらわずに早くやるのが得であるということ。うまい物も一晩たつと味が落ちてしまうから、夜のうちに食べてしまったほうがいいという意から。
思い立つ日に人神なし
人も神様も、思いついた時が最高の行動すべきタイミングだという意味。
今日なし得ることは明日に延ばすな
今日の一針、明日の十針
処置が遅れるほど負担が大きくなることのたとえ。今日であれば一針縫うことで繕えるほころびも、明日になれば十針も縫わなければならないという意から来ています。
好機逸すべからず。
善は急げ