ブログ文章で表現できること、その可能性は?

ブログを始めて、かなりの年数が経っています。もう、10年近く、ブログを運営しているわけで、いろいろと感じることがあるのです。

大量の文章を書くことは、プロの文章書きでないかぎり、ありえない時代が長かった。ブログが日本で本格的に始まったのは2004年。それを契機として、アマチュアがいっぱい文章を書き始めたのです。

その前から、私は文章で生計を立てておりました。いわゆるライターだったのです。

ブロガーとライターの違いは、他人に依頼されて書くのがライター、自らすすんで書くのがブロガーだと言えます。要するに、他人に頼まれもしないのに、書きたいから書くのがブロガーなわけです。

では、ブロガーがブログというメディアで、いったい何を表現できるのでしょうか? この記事の続きを読む

扇谷正造の「吉川英治におそわったこと」には人生の知恵が満ちている。

孔子は「不惑」といって、四十歳で心の迷いがなくなったと語ったそうですが、いかがでしょうか。年を重ねるにつれて、悩みが深くなってゆく、という人も多いかもしれませんね。

 

私の愛読書である扇谷正造の「吉川英治におそわったこと」に、年齢に関する興味深い記述がありましたので、ご紹介します。

 

「四十ニシテ迷ワズ」ではなく、「四十ニシテ初メテ惑ウ」というのです。

 

四十初惑(四十ニシテ初メテ惑イ)

 

五十立志(五十ニシテ志ヲ立テ)

 

六十精励(六十ニシテ事ニ励ミ)

 

七十成就(七十ニシテ事ヲ成シトゲル)

 

いかがでしょうか? 高齢化が進む現代ですが、上のように考えると、元気が出てきますよね。

 

急に芸能人の話で申し訳ないですが、加山雄三は今年で、77歳だそうです。「若大将のゆうゆう散歩」というテレビ番組をときどき見るのですが、かなり若いですよね。

 

背筋がピンと伸びていて、歩き方も、さっそうとしています。老人のわびしさなど、加山雄三には無縁のようです。

 

まあ、加山雄三のような77歳になりたい、とも思いませんが、もっとも頑張るのは60代で、70歳で、事を成し遂げれば上出来だと考えれば、気持ちはラクになりませんか。

 

70歳の自分をイメージするのは難しいのですが、今よりも、無理なく、自然な形で歩めていたらと思います。

笑顔の美しい吉川英治を「和顔(わげん)の人」と呼びたい。

偉大なる喜劇王であり、映画監督であったチャールズ・チャップリンは「人生に必要なものとは、勇気と想像力、そして、いくらかのお金だ」と言っております。

 

実に有名な言葉なので、知っておられる人も多いでしょう。

 

ずいぶんチャンプリンの言葉には励まされてきましたし、今もなお、上の言葉は時どき思い出すのです。

 

チャップリンは「笑いのない一日。それは無駄な一日である」という名言も残してしています。

 

この「笑い」なんですが…… この記事の続きを読む