「不安のない、希望あふれる、普通の生活」をかなえるために、私は「詩心回帰~詩心が希望あふれる未来をつくる」という運動を始めました。
「詩心回帰」で極めて大事となるのは、実は「歴史の学習」です。
しかし、私を含め、ほとんどの方が生活におわれ、歴史など学んでいるヒマはないというのが現状ではないでしょうか。
私の場合はたまたま仕事が自宅でできるパソコンワークのため、時間をやりくりして、いろんなことを学んでいます。
でも、時間がありあまるほどあるわけではありません。
歴史学者のように歴史の研究に膨大な時間を割けるわけではないので、できるかぎり、効率的に歴史学習を進めたいと常に思っているのです。
そこで、今回は、私が実際に行った、「希望に満ちた未来が見えてくる歴史学習法」についてお伝えします。
わかりやすくするために、3つのステップで解説します。
1)戦後の自虐史観とその原因を認識する。
太平洋戦争(大東亜戦争)で敗戦した日本は、GHQに約7年もの間、占領され、日本および日本人を弱体化するために、一方的にGHQに有利になるような歴史観を日本人に植え付けようとしたのです。
「自分たちは悪いことをした」という罪悪感を骨の髄まで染み込ませるために、極めて巧妙な方法で、日本人を洗脳しました。
その基本となるのが「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」です。
⇒「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」についてはこの記事でご確認を
この悪魔のプログラムは、今もなお日本人の精神をむしばみつづけています。
特に、極端に歪められた歴史観である、いわゆる「自虐史観」を克服しないかぎり、本当の希望はつかめません。
自虐史観を克服するためには、どうして、どのようにして洗脳は行われたのかについて、集中的に学ぶ必要があるのです。
厳密に限定はしませんが、以下の本のうち、最低2冊は読んでおくべきでしょう。
日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦 (自由社ブックレット)
GHQ作成の情報操作書「真相箱」の呪縛を解く―戦後日本人の歴史観はこうして歪められた(小学館文庫)
GHQ焚書図書開封1: 米占領軍に消された戦前の日本 (徳間文庫カレッジ に 1-1)
2)日本と日本人の素晴らしさがわかる、愛情史観を学ぶ。
「自虐史観」の対語として、私は「愛情史観」という言葉を独自で使っています。
自らを否定する偏った史観ではなく、日本人としての誇りを取り戻すために、日本の良いところ、日本人の美点について学びましょう。
「愛情史観」から日本の歴史を学ぶと、次第に元気になってくるはずです。
幸いなことに、「愛情史観」から書かれた歴史の本は増えています。以下から、選んでお読みください。
気に入った著者が見つかったら、その人の本を何冊か読むと良いでしょう。
最近、書籍も高くなっているので、まずは安価な本から始めてください。
歴史が遺してくれた 日本人の誇り (青春新書インテリジェンス)
3)白か黒かの極論ではない、健全な歴史観を自ら描く。
3番目のステップでは、戦前・戦中・戦後の歴史の総括し、新たな歴史観を打ち立てるのです。
この段階での学習は、本を読むことではありません。一枚の白い紙の上に、自分自身で、日本の歴史を描き出すのです。
自分で描くことで、初めて健全な歴史を習得できると私は信じています。
長い文章である必要はありません。
イラストでも、短い言葉の羅列でも良いのです。
重要なのは、教えられたことを信じ込むのではなく、自分で考えて、歴史観を形にすること。
この場合、愛情史観から、極端な日本賛美に走ると、今後の判断を誤る危険があります。
そのため、善玉悪玉、否定全否定といった極端な決めつけは絶対に避けるべきです。
そもそも、人間は善性も悪性も持っています。天使と悪魔の両方が澄んでいるが人間なのです。
二元論ではなく、ニュートラルな視点から、私流に申しますと「詩人の視点」から、希望あふれる未来をつくるための新たな歴史観を確立する必要があります。
そのためには、一丁目一番地として、アメリカからの独立(対等な関係の確立)を目指すべきです。
もう一度戦争するとかいう極論ではなく、友好国としてあり続けるにしても、対等の立場を確立するために全力で努力すべきでしょう。
最も大事なのは、アメリカからの心の独立なのです。
それには、憲法の改正は不可欠。
でもその前に、新たな歴史観を確立し、心の独立を日本国民一人ひとりが、自ら目指すことが極めて重要だと言えます。