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インターネット上で公開される文章のことを、Web文章と呼びます。風花未来はネット文章という言葉を使うのですが、これは一般的ではないようです。実際に検索エンジンで「ネット文章」で検索してもヒットしません(笑)。そこで、この風花未来.comでも、インターネットで公開される文章のことをWeb文章と呼ぶことにします。
「言響(こだま)プロジェクト」通称「こだま」では、文章の書き方につて、独自のプログラムで講座を開いているのですが、ここでも、主にWeb文章が中心となているのですね。
Web文章はブログとかメルマガとかの文章を指すわけですが、文章の質を向上させるためには、まずは、Web文章の特徴・特性について、知っておかなければなりません。
例えば、新聞・雑誌・書籍などの紙媒体に掲載される文章と、Web文章は、どこかが違うのか。それについて、即座に明答できる人は意外と少ないのではないでしょうか。
そこで、「言葉」「文章」をテーマとして風花未来.comでは、「Web文章の書き方」というシリーズで、Web文章の特徴、特性、注意点、具体的な対策について、詳しくお伝えしてゆくことに決めました。
次回より、具体的に語ってまいりますので、どうぞ、お楽しみに。
紙媒体とWebに共通する文章ルールについては、以下のページをご覧ください。
はじめまして。
詩について調べているうち、貴サイトへ辿り着きました。
「文章の書き方」を拝読し、とても勉強になりました。
特に「Web文章」という考え方には、なるほどと感服いたしました。
おっしゃる通り、Web上には拙い文章が氾濫しています。
学生ではなく、明らかに社会人の書いた文章が、一読しただけでは正確に内容を理解できないことが、ざらにあります。
正直なところ、校正が足りないといったレベルの問題ではないと思わずにはいられません。
僭越ながら、かねてより私が感じていたことを申し上げでもよろしいでしょうか。
私は昭和三十年代の半ばに生まれましたが、小・中・高等学校で文章の書き方を教えてもらった記憶はありません。
英語の授業には「composition」という教科書があり、「修飾語はなるべく被修飾語に近づける」といった、作文の原則を叩き込まれました。このような文章表現の基本を、国語の授業では教えてくれないのです。かくして、日本語の文章の書き方を身につけないまま、ほとんどの学生は社会人になってしまうのではないでしょうか。
私は本多勝一さんの「日本語の作文技術」などを読んで、わかりやすい文章を書くためには、「技術」が要ることを知りました。
勤めていた派遣先の会社では、毎日のように担当者から業務命令の文書が配られました。その内容がことごとく要領を得ないのですが、直接、担当者に尋ねるわけにもいかず、派遣社員どうしでいつも頭を悩ませていました。
幸いなことに日本人には「以心伝心」とか、「阿吽の呼吸」とか、「腹芸」といった文化があり、相手の意図することを読み取る能力が高いと思われます。また、子供のころから学ぶ俳句の授業でも、この能力は培われているかもしれません。お陰で文章表現が拙いまま大人になっても、私たちの社会ではなんとかコミュニケーションが成り立ってしまうのではないでしょうか。国民の大半が母国語できちんと文章を書けないというのは、ゆゆしいことだと思います。でも、文部省のお役人をはじめ、政治家や教育者までもがそのことをあまり問題視していないように見えます。
初めてのコメントに長文をお送りしまして、大変、失礼しました。
上記につきまして、文章のプロからご意見をいただければ、幸いです。