最近、私は強烈な引き寄せが起きていて、精神に劇的な変容が起きている。

 

今回見た映画「大殺陣 雄呂血」も、運命的な出逢い以外の何ものでもない。

 

「大殺陣 雄呂血」は1966年に公開された日本映画。監督は田中徳三

 

主演は市川雷蔵。共演は、八千草薫藤村志保。市川雷蔵の全身全霊の演技は賞賛に値する。

 

それよりも何よりも、この「大殺陣 雄呂血」のテーマが素晴らしい。

 

そのテーマは「理不尽な運命に抗した武士が起こした奇跡」である。

 

主人公の侍が、女郎に身を落としたかつての婚約者に、こう叫ぶ。

 

負けてはならん、運命(さだめ)に圧し潰されてはなりませんぞ……俺はもう死んだんだ。生きろ、生きるんだ。奈美江、奈美江、奈美江……

 

予測を裏切ったエンディングが素晴らしい。

 

この結末によって「大殺陣 雄呂血」は、単なる時代活劇ではなく、心理劇に、そして人間ドラマに昇華されたのである。

 

田中徳三監督は、いわゆる芸術系ではなく、娯楽時代劇を得意としてる人だ。

 

代表作は、悪名シリーズ、眠狂四郎シリーズ、忍びの者シリーズ、兵隊やくざシリーズなどである。

 

しかし、この「大殺陣 雄呂血」は、娯楽時代劇にありがちなパターンを打ち破っている。

 

どうして、このような大傑作が生まれたのか。それもまた運命の力であると私は言いたい。