古いアメリカのドラマ「コンバット!(Combat!)」を、時間が空いた時に1話ずつ見ています。

 

眼が弱くなっているので、映画もドラマも、1日2時間が限度です。若い頃は、10時間くらい見ても平気だったのですが、年齢には勝てませんね(苦笑)。

 

ところで、昔のドラマ「コンバット」の感想を書こうと思ったのは、想像を超えた傑作に出逢ったからです。

 

感動し過ぎて体がしびれ、しばし動けなくなってしまいました。

戦争ドラマというよりも、人間ドラマ。それが「コンバット!」。

 

「コンバット!」は米ABCで1962年から1967年まで放送されたアメリカの連続テレビドラマ。日本ではTBS系列で1962年11月7日から1967年9月27日まで、水曜20:00から放送されました。

 

日本では全152本が放送されました。吹替え版の翻訳を担当したのは額田やえ子。

 

今でも多くのファンを持つ、不滅の名作ドラマなのです。

 

シナリオが深いですね。

 

ドラマの底流にはヒューマニズムが流れています。人間の描き方は厳しく、そして温かい。

 

主な登場人物は、以下のとおり。

 

サンダース軍曹

ヘンリー少尉

ケーリ

カービー

リトルジョン

 

それぞれが際立ったキャラクターを持っていて、ドラマの面白味の一つとなっています。

 

脚本の質の高さには驚かされます。複数のシナリオライターが担当しているのですが、中身が濃く、深く、人間への愛があふれていて、感動を禁じ得ません。

 

第28話「残されたもの」に感動した理由。

 

コンバットは各話ごとに中心人物が変わるのですが、第28話「残されたもの」は、ケーリが主人公となっています。

 

ケーリはフランス系移民の子でるため、フランス語が話せるので、しばしばフランス人との通訳役をつとめるのです。

 

この第28話「残されたもの」はケーリが誤ってフランス人を手りゅう弾で殺してしまったことろから始まります。

 

放心したケーリにサンダース軍曹が声をかけるところの演出が、他の回とは全く違った雰囲気をかもしだしており、いきなり物語に引き込まれてしまうのです。

 

戦争ドラマにしては、繊細すぎる。

 

ケーリが誤って殺したフランス人の娘との交流が、芸術性に富んだ心理映画のように描きだされるのです。

 

良心の呵責に苦しむケーリは、孤児となった少女を慰めようと必死になります。

 

その痛々しい行為により、少女に笑顔が戻った時、突然の別れが……。

 

全152話のうち、ほとんどを見ていますが、これほどデリケートに人間の心を描き切った話は他にはありません。

 

サンダース軍曹が激しい砲撃の中で心を病んだ娘とダンスを踊るシーンが印象的だった、第30話「バラの勲章」も素晴らしい。

 

しかし、第28話「残されたもの」は、ケーリの相手がいたいけな少女だけに、よりナイーな心理描写と純度の高いストーリーが展開されるのです。

 

ケーリの優しさと弱さが描出されますが、と同時にケーリを立ち直らせるために懸命になるサンダース軍曹にも胸をうたれます。

 

実際にこの第28話「残られたもの」を視聴されたい人は、以下のページへ。

 

 

サンダース軍曹と少女との心の触れ合いが描かれた第72話「小さな回転木馬」も感動作ですが、それについて、機会を改めて語ってみたいと思います。

 

「コンバット!」のDVDがあまりにも高価である。

 

「コンバット!」に感動した人は、DVDを購入して、全話をじっくりと鑑賞したいと思うでしょう。

 

しかし、他の古い名作ドラマに比べて、なぜか「コンバット!」は怖ろしく価格が高い。

 

アメリカの不朽の名作ドラマである、デビッド・ジャンセン主演の「逃亡者」はかなり安く買えるのですが、それくらいにプラライスダウンしてもらいたいものです。

 

私としては、仕方なく、YouTube動画で鑑賞しています。

 

時間があれば全話レビューを試みたいくらいですが、果たして実現するでしょうか。

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