映画「しあわせはどこに」は、1956年に公開された。監督は西河克己

 

 

主演の芦川いづみの可憐さが香るような佳作である。

 

芦川いづみのプロフィールを見たら、吉永小百合よりも10歳くらい年上ということだった。

 

そして、夫は俳優の藤竜也である。これも知らなかった。

 

それにしても、日活の男優・女優陣の層の厚さには舌を巻くものがある。戦後日本の最大の娯楽は映画であり、映画の中心の一つに日活があったということだろう。

 

この映画「しあわせはどこに」にだが、中盤を過ぎてからは、ひたする主人公の芦川いづみに幸せになったほしいと願っていた。これはもう、ハッピーエンドにしてくれないと困る、と私の映画鑑賞とは違ったことになってしまったのだ。

 

私の願いはかなった。ラストシーンはいい。坂の下から空に向かって二人が歩いてゆくところを背中から撮っている。

 

白黒映画だから青空の色は見えなかった。だが、きっとさわやかな快晴の空が映されていたことだろう。

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