詩人の「祈り」を、私たちの未来の「実り」に!

詩心を活用して、希望の未来を創造しましょう。

 

「まどか学」の基礎には「詩心回帰」があり、「詩心回帰」の基礎には、「詩人」と「詩心」の風花独自の定義が息づいているのです。

 

つまり、「まどか学」を生かすも殺すも「詩心」次第だと言えます。

 

「詩心」を開き、活性化し、十全に使いこなせれば、とてつもない能力を発揮でき、また大いなる成果を期待できるです。

 

詳しい解説は「まどか学」の「詩学」講義でいたしますので、ここでは「詩心」の概略をご紹介しましょう。

 

「まどか」とは?

 

「まどか愛」とは?

 

風花まどか大学の詳細はこちら

 

詩人とは、詩心とは?

 

「詩人」とは?

 

「詩人」とは、詩を書く人だけを指すのではなく、詩心を持っている人全員が詩人なのです。自分では気が付いていない場合が多いのですが、誰もが詩心を持っています。ですから、すべての人は詩人なのです。

 

では「詩心」とは?

 

「詩心」は「詩精神」、あるいは「詩魂」と呼んでもさしつかえありません。

 

この「詩心」は、詩を書くことの専門家である、いわゆる詩人だけが持っているのではなく、一般庶民も持っています。

 

だから、和歌(短歌)、俳句、近代詩などを理解できない日本人はいないのです。

 

「詩心」は詩を理解し、愛し、また詩を生み出す心でありますが、実はそれだけではありません。

 

人間が優れたものを作り出す時は、必ず「詩心」がはたらいています。ですから、「詩心」を軽蔑したり、無視する人は、自分の中にある詩心を活用できないので、優れたものは生み出せない、とあえて主張したいのです。

 

建築、絵画、彫刻、音楽、陶芸、文学などの芸術はもちろん、料理、喫茶、ダンス、大道芸、ファッション、接客などにも、「詩心」が必要だと私は思っています。

 

「詩心」は美的センスであり、創作能力であり、あらゆる表現活動の核となるものなのです。

 

そして忘れてはならないのは、詩心とは「何ものにも支配されない、自由な精神であり、時代(歴史)の本質を見ぬき、未来を予見する直観力」を指すこと。

 

その意味で、あのロシアの大文豪である、ドストエフスキーは紛れもない詩人であったのです。

 

そう、詩人は時に、預言者となります。

 

詩に関する詳細な解説はこちら

 

詩を読む習慣が、未来をひらく!

 

私は「詩心」の大切さについて、ブログや動画配信で語り続けています。

 

「詩心」の大切さに気付いていただくためには、まずは詩を読んでほしいのです。

 

詩の名作からは様々な貴重な気づきが得られます。また様々な能力を、名作詩を読むことで養うことができるのです。

 

日本の名作詩ベスト100

 

詩の名作の素晴らしさを体験すれば、ご自分の豊かな人生、そして希望ある社会の未来像を描くことに役立つ、重要なヒントが得られることでしょう。

 

優れた名作詩には、詩人の純粋な祈りが込められています。

 

「詩人の祈り」は、私たち現代に生きる者たちに渡された「貴重な遺言」であり「未来へのヒント」なのです。

 

私たちは「詩人の祈り」という光のバトンを、引き継ぎ、「希望の明日」つくらねばなりません。

 

詩の傑作を読むと、奮い立つような勇気が湧いてくる時があるのは、以下のことを感じるからです。

 

この詩人の願いを引き継いで、自分らしく生きてみよう、希望の未来のために

 

私たちの使命の一つは、優れた詩人たちがひたむきに希(こいねが)ったけれども、かなえられなかたこと、その実現なのです。

 

これこそが、真の文化継承であり、新しい文化創造と言えます。

 

今の日本では、文化の継承ができておらず、宝の持ち腐れによって、日本の文化の衰弱という深刻な事態を招いているのです。

 

日本の名作詩は、私たちの貴重な共有財産です。

 

しかし、ほんとんどの日本人は詩を読む習慣を失っています。これほど残念なことはありません。

 

まずは、1日に1篇、詩を読む習慣をつけましょう。

 

詩人の祈りを、私たちの未来の実りに!

 

だから、暮らしのまん真ん中に「詩」を抱いて、今日から生きてみませんか。

 

祈りを、実りに!」、それが詩人たちから私たちに渡された光のバトンに込められた願いなのですから、きっと……

 

余命3ヶ月の宣告を受け、風花未来は「詩人宣言!」

 

  • 2024年12月に余命3ヶ月の宣告を受け、風花未来は残りの人生を、詩人として生きることを決意!

 

26歳の時に休止した詩の創作を、久方ぶりに復活。

 

 

  • 風花未来の詩作(詩の創作活動)は、社会の片隅に生きる一庶民による「心の復興運動」でもあるのです。

不思議の国~風花未来の詩42

今日の風花未来の詩は「不思議の国」です。

 

不思議の国

 

化学療法室は

怖い場所ですよ

 

だって

ほとんどの人は

余命宣告を受けて

ここに来ているし

辛い副作用が出ると

わかっているのに

抗がん剤投与を

受けに来ている人たちが

集まってきているんだから

 

抗がん剤を投与する

看護師さんたちも

他の病棟の看護師さんとは

表情が微妙に

いや よく見ると

全く違っていて

中には仮面をつけている

というふうに見える人もいますよ

 

だから化学療法室には

独特の空気感ができてしまうんです

 

墓場のような冷たさが漂っている

 

だって

完治という希望を持っている人は

ほとんどいないだろうし

副作用を我慢する理由は

ひょっとすると

癌細胞の増殖を抑制できたり

あわよくば

癌細胞を死滅させられるかもしれない

というふうな微かな期待だけが

頭の片隅にあるのみなんですから

墓場に似た雰囲気だって

醸し出されてくるんですよ

 

でも でも でも

墓場そのものじゃない

 

墓場とは違うんです

化学療法室というところは

 

化学療法室は

不思議の森みたい

と言ったら

信じてもらえますか

 

天使はふつうにやってくるし

抗がん剤が体中に

じわじわまわってゆくのを感じながら

眼を閉じれば

うとうとっとして

おとぎの国ではお馴染みの

いろんなキャラが登場する

 

赤ずきんちゃん

白雪姫

7人の小人たち

桃太郎

オズの魔法使い

ブリキの木こり

竹取の翁

かぐや姫

 

人と同じ心をもった

動物たちも

いっぱい出てきて

いきいきと活躍する

 

アヒルの子

白鳥

黒鳥

おおかみ

ライオン

キジ

三匹の子豚

 

おっと

ウサギとカメも

忘れてはいけない

 

童話はあまり読んではいないのに

化学療法室にいると

薬が効いてくると

薬が効きすぎてくると

頭と心が

なぜか

メルヘン化してくる

 

化学療法室は

まるで

おとぎの国

そして私は

不思議の国の主人公なのかも

 

お馴染みの物語のような

予定調和の世界にならない

なりそうにないのが

化学療法室の

ややこしいところなんだけれど

 

童話にありがちな

怖い結末も予想できるが

まあ

それでも

墓場じゃないし

心がけしだいでは

天上界と地上界を

自由に行き来できる

 

抗がん剤投与が休止になって

私の自宅が

化学療法室になった

 

ここでは

点滴による治療はないが

心の化学反応は

無限に広がる

おとぎ話に負けない

豊かな物語が

ここには息づいている

 

今日も私は

心の化学療法室という

ひとつのメルヘンで

私という物語を紡ぐ

 

ただし

ハッピーエンドを

描くには

かなりの工夫が

必要そうだ

 

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不時着ではなく~風花未来の詩41

今日の風花未来の詩は「不時着ではなく」です。

 

不時着ではなく

 

風花未来という飛行機は

抗がん剤の副作用が大きく

「不時着(ふじちゃく)」という

緊急着陸の道を選択した

 

抗がん剤投与が

2週間の休止に決まって

3日が過ぎた

 

日に日に

抗がん剤が体内から抜け

体が楽になるかと思ったが

そうはなっていない

 

皮膚の障害は改善のきざしはなく

体は今もなお疲労しやすく

横になるとすぐに爆睡してしまう

 

抗がん剤の副作用

その後遺症は

決して侮れないと痛感

 

そこで風花未来の機長である

私は作戦を大幅に変えた

 

低速低空飛行の継続による

様子見はやめ

不時着して

きっちりと

機体を整備し

立て直しを期すことに決定

 

機体の損傷は

予想以上に深く大きい

 

だが

しかし

 

気持は

まったく折れていない

心という両翼は健在だ

 

だから

今回の行動選択を

不時着ではなく

「無事着(ぶじちゃく)」と

言いたいくらいだ

 

風花未来という飛行機は

現在「無事着」中

 

余命3ヶ月の期限は

迫ってはいるけれども

機体の早期改善を焦らず

次の離陸と飛行計画を

しなやかに したたかに

遊び心さえ起動して立案中

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