- 投稿 2019/05/25更新 2019/08/15
- 日本語 - 美しい日本語(言葉)
「美しい言葉」「美しい日本語」について語ろうとする時、いつも思うのは、言葉は時代とともに変わる、そして、人とともに変わることです。
言葉は人間が生み出し、人間が使うもの。人と切り離して、言葉は語れないのです。
「死語」とは、人の生活や価値観が変わりすぎて、使われなくなった言葉のこと。
死語となる危機に瀕している日本語に「涼しげなまなざし」があります。
「まなざし」を漢字で書けば「眼差し」となりますが、「眼差し」と「まなざし」と読めない人もいるかもしれません。
検索エンジンで「涼しげなまなざし」で調べると、「もしかして: 涼しげな眼差し」と出ました。ということは、漢字まじりの「涼しげな眼差し」の方が一般的なのでしょうかね。
でも、ここでは「涼しげなまなざし」と表記することにします。
それはともかく、「涼しげ」と「まなざし」は使われていますが、「涼しげなまなざし」という言葉は、ほとんど聞かれなくなっていることが気がかりです。
「涼しげなまなざし」と表現するから、美しい表現として際立つと感じるのは私だけでしょうか。