2012年をイメージする漢字ベスト5

マイナビニュースが、「2012年はこうしたい! 今年の漢字ランキング」の男性編と女性編を発表しました。

 

あまり触発されるような漢字に出逢えなかったので、自分なりに2012年をイメージして、風花未来も5つ、漢字をあげてみました。

 

1位 初

2位 芽

3位 凛

4位 澄

5位 明

 

ランキングにするのも、少し変ですが、以上のような漢字のイメージどおりになってくれると嬉しいですね。

 

々しい気持ちを忘れずに、小さくても良いからが出て欲しい。まし、とした姿で、るい陽射しの中を真っ直ぐに歩いてゆけたらと思います。

当ブログ「美しい言葉」の傾向と対策

当ブログを運営しております、風花未来です。謹んで新年のごあいさつを申し上げます。本年も、よろしく、お願いします。

さて、当サイト「美しい言葉」のアクセス解析を見まして、かなり偏った傾向が出ていて、ちょっと不安な気持ちになりました。

以下、「美しい言葉」の傾向をあげてみます。

傾向1)休日に極端にアクセス数が落ちる。

どのサイトでも、この傾向はありますが、「美しい言葉.com」の場合は極端です。土日にはアクセスが、平日の3分の1に下がってしまうことも。サラリーマン層の読者さんが多いのでしょうか。

傾向2)スマートフォンからのアクセスがほぼゼロに近い。

今どき、スマートフォンからのアクセスがほとんどないというのも、実に頭が痛い傾向の一つです。読者さんの年齢層が極端に高いのではないかと思います。スマートフォンでの表示はキレイなのに……。

傾向3)コメントが少ない。

いろんなサイトをやってきましたが、これほどコメントがつかないブログも珍しいです(涙)。今年の私のテーマは「対話」なので、コミュニケーションできるサイトを目指したいと思います。

ここまでが、傾向の話でした。次は、対策について。

一言で申しますと、私の努力不足です(汗)。要するに、「文章の書き方」を工夫しなければいけませんね。

もう少し、タイムリーな話題を取り上げたり、小気味のよい記事をアップできたらと思っています。それと、気軽に会話できる親しみやすさも大切に……。

どうか、今年もよろしく、お願いします。

「綺羅星の如し」を「きらぼしのごとし」と読むのは間違いで「きら、ほしのごとし」が正しい?

綺羅星の如し」という表現はときどき読んだり、聞いたりしますよね。

 

この慣用句の意味を、「キラキラ光る、お星さまのように輝いている」と感じ取っている人は、案外多いと推測されます。

 

しかし、正しくは「『きら』、ほしのごとし」と読みます。「『きらぼし』のごとし」ではありません。

 

では、意味はどうでしょうか。

 

まず「綺羅」という言葉が難しいですよね。

 

「綺」は綾織りの軽い絹、「羅」は透けるような薄い絹のことだそうです。私も実際には見たことがないので、リアルに感じることはできません。

 

「綺羅」という言葉は、「美しい衣服。また、美しい衣服で着飾った人」という意味で使われるほか、「華やかな美しさ」「盛んな権勢」を表し、「権力のある人」「優れた人」をさしていう場合もあります。

 

したがって「綺羅星の如し」は、「立派で優れたもの(人)や華やかなもの(人)が、たくさん集まっている様子」という意味になるのです。

 

ここまでが、一般的な解釈だと思います。

 

ただ、ここでも問題が出てきます。「綺羅」なるものを見たこともない、触ったこともなく、したがってイメージできないのに、「~の如し」と表現するのは、正直、無理があるように感じるのは私だけでしょうか。

 

かなり馴染み深い慣用句でも、元となる実物とか実態を知らないで使っているものが多々あります。原形のまま使われるもの、変形してゆくもの、消滅するものもあるでしょう。

 

時代が変わり、生活様式も、人の感覚も変化しているので、それ仕方がないこと。

 

その意味では、「きらりと光る」「きらきら輝く」の「きら」と、星をつなげて「綺羅星(きらぼし)」と一語扱いで使われるようになっているのは、自然な成り行きともとれます。

 

感覚的に、「きらきらしているもの(人)」のことを「綺羅星のようだ」と使うことを、日本語を知らないからだ、と全否定することは私にはできません。

 

古い慣用句は元の形だけが正しいと頑なになるより、そのまま伝えたい美しい表現だけを語り継ぎ、使い継いでてゆけば良いのだと思います。