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- 日本語 - 美しい日本語(言葉)
人がそれがなければ絶対に生きられないものは、何でしょうか。
まず最初に想い浮かぶのは「光」です。光は陽光である場合もあり、また心の希望を示す言葉でもあったりします。
「光」という言葉ほど、強く、そして美しい日本語はないかもしれない。
20代の後半、私は週末になると沢を独りで歩いていました。山に出かけ、渓流に沿ってい歩いてゆくだけです。あの頃、自分は何を考えながら、渓流の音を聴き、陽光を受けて輝く、青葉若葉を見つめていたのか……今となっては明確に想い出すことはできません。
青春期の終わりを感じつつ、孤独をかみしめるように、歩いていたのだと思います。あの頃、密かに憧れているものがありました。
それは一文字の言葉です。
「水」「土」「花」「火」「空」「雲」「星」「山」「川」「海」「草」「木」「森」「風」……そして「光」。
人が人として生きるために、どうしても必要な……いや、人がどうのこうのというのではなく、この世にあるということを示す、最少体としての言葉、元素のような記号(言の葉の印し)に心惹かれていました。
余計な装飾を排除した、存在を証明する一文字の象形だけが、信じられる気がしていたのでしょう。
では、今はどうか?
やはり「光」は私にとって特別な存在であることに変わりはありません。
心の中に「光」が見えるかぎり、歩き続けられる。「花」を自在に想い描けるし「風」の色を見ることもできる。
今一度、原子の輝きを示す一文字の世界へ。原初的なおののき、それを感じていた時に帰りたい気持ちが強くなっています。
堀田かつひこさんへ
コメント、ありがとうございます。風花です。
「森」、そうですね。「森」を忘れてはいけませんでしたね。「水」は「森」からやってくるのでした。
「森豊」くんですか。良い名前ですね。
また、遊びにきてくださいね。
こんにちは、象形の形をした字が力強いというのは、
本当にそうだなとおもいます。
光なんて 一の上に 3本もピカピカピカと光の筋がのび、
地面の上にも2本伸びています。字の形そのものも楽しげですね。