すべからく」という言葉も、間違えやすい日本語のひとつ。

 

「すべからくは」は「ぜひともしなければならない」「 当然……すべきであるという意味の言葉。

 

「学生はすべからく勉強すべし」 というふうに、最後に「べし」がくることが多い。

 

誤用の代表的な例としては「すべからく」を「すべて」「総じて」という意味で使ってしまうことがあげられます。

 

例えば、以下の使い方は明らかな誤用です。

 

「すべからく」を「すべて」の意味で使っている誤用例

 

「参加ランナーはすべからく完走した」

 

「石油ショックの時、スーパーマーケットに来た客たちは、店のとトイレットペーパーをすべからく買い込んだ」

 

 

この間違いは「すべからく」が「すべて」と発音が似ていることから起きるのでしょう。

また「すべからく」が「おしなべて」の代用として誤用されることも多い。

 

「おしなべて」の本来の意味は「全部がそうとは言い切れないが、大体の傾向として」という 意味 。

 

以下のような使い方は、明らかに誤用なので、注意が必要です。

 

「すべからく」を「おしなべて」の意味で使った誤用例

 

「日本の大学生の学力は、すべからく下降傾向にある」

 

 

「すべからく」については、以前にも取り上げたことがありますので、ぜひお読みください。

 

「すべからく」の使い方には要注意。