私たち日本人が日本の歴史を検証する時、よく使われる言葉に「自虐史観」があります。
日中戦争、太平洋戦争において、日本はとんでもない過ちを犯したとする、自らを貶める歴史観を「自虐史観」と呼ぶのです。
戦後の歴史教育は、この「自虐史観」が基本となっているとされ、近年かなり見直されてきました。
それに対抗して出てきたのは、櫻井よしこ氏や神谷宗幣氏が提唱する「自尊史観」です。
日本は素晴らしい国だ、日本人は世界で最も優れた民族である、とうふうな自画自賛の歴史認識を「自尊史観」と呼ばれています。
私、風花未来は、「自虐史観」も「自尊史観」も、どちらも不充分であると痛感してきまして、独自に「人間史観(愛情史観)」なるものを考案いたしました。
人間の中には天使も悪魔も棲んでいます。時に、菩薩にもなり、餓鬼にもなるので、人間なのです。
そいう多面体である人間の営んできた歴史を、善とか悪とかで、一面規定するのでは、必ず歴史そのものを歪めてしまいます。
より良い未来を創造するため、その一点の目的にのみ、歴史は検証されるべきである、というのが風花未来の基本的な考え方です。
より良い未来をつくるためには、そもそも人間が持っている、様々な要素をすべて受け入れる包容力(深い愛)が求められます。
良いところだけでなく、悪いところも、受け入れ、深く運命を愛する、運命愛にも似た歴史観こそが必要。
業が深く、愚かで、愛らしい存在である、多様な人間像を認め、許し、創造的な未来につなげるプランの立案には、風花未来が提唱する「人間史観」「愛情史観」が不可欠だと私は信じています。
「人間史観」、あるいは、深い愛をもって人間のすべてを受け入れることから「愛情史観」と呼ぶ、風花未来の歴史認識、創造的未来のための詩想は、以下の動画でも語りましたので、ぜひとも、ご視聴くださいませ。