風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉

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中原中也の詩「別離」の奇妙な明るさが哀しい。

中原中也の「別離」という詩を、毎年、数回は想いだします。青春期に愛した詩だからでしょうか。 最初の部分を、少し長いのですが、引用していますね。 さよなら、さよなら! いろいろお世話になりました いろいろお世話になりましたねえ …

我那覇雅子が絶賛する、桜沢如一の詩「母に捧ぐ」に圧倒される。

沖縄のジャンヌダルクと呼ばれる、我那覇真子(がなはまさこ)が「母性に捧ぐ」という桜沢如一(さくらざわゆきかず)の詩を、講演で紹介されていました。 たいへん印象深い詩でしたので、ご紹介することにします。 かなり長いのですが、作者の…

映画「野菊の如き君なりき」で笠智衆が朗読した伊藤左千夫の純愛短歌。

はかない命を歌いつつも、その歌そのものは、永遠の命を得ている……そんな奇跡のような短歌があります。現代的な感覚にもマッチするので、短歌というよりも一行詩と呼んだ方が良いかもしれません。 世のなかに光も立てず星屑の落ちては消ゆるあはれ星屑 …

ささやかな地異は そのかたみに 灰を降らした~立原道造「はじめてのものに」より

立原道造(たちはらみちぞう)の「はじめてのものに」という詩を読み返して、今日は半日、この詩のことだけを考えておりました。 特に「ささやかな地異は そのかたみに 灰を降らした」から始まる第一連は素晴らしいので、そのことを中心に語りたいと…

北川冬彦の「雑草」という詩を読んだ感想。

ふとした瞬間に読みたくなる詩というものがありますよね。北川冬彦(きたがわふゆひこ)の「雑草」は私にとって、そういう詩の一つです。 おそらくは、教科書に載っていたからだと思います。教科書の力というものは怖ろしいですね。学校を卒業して、長…

瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ たたみの上に とどかざりけり

正岡子規(まさおかしき)の有名な短歌に「瓶にさす 藤の花ぶさ みじかければ たたみの上に とどかざりけり」があります。 正岡子規の有名な短歌と申しましたが、2019年の現在において、知らない人もかなり多いでしょうね。 先日、二十…

小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ

今回は島崎藤村の「小諸なる古城のほとり」という詩をご紹介します。 島崎藤村は「若菜集」「一葉舟」「夏草」「落梅集」という4冊の詩集を出版。この「小諸なる古城のほとり」は「落梅集」に収められています。 「小諸なる古城のほとり」が最…

わきてながるる やほじほの そこにいざよふ うみの琴

今回は島崎藤村の「潮音」という詩をご紹介します。 この「潮音」は1897年に出版された島崎藤村の第一詩集である「若菜集」に収められています。「若菜集」を出版した時、島崎藤村は26歳でした。 「『若菜集』の発行は、真の意味での日本…

石川啄木の恋愛短歌(恋の歌)を集めてみました。

先日、石川啄木の歌集を繰り返し読んでいるうちに、啄木が異性について歌った短歌(恋愛短歌)に、啄木の独自性が色濃く出ていると感じました。 そこで、今回は、石川啄木の恋愛短歌(恋の歌)を集めてみました。 (さらに…)…

石川啄木の歌集「一握の砂(いちあくのすな)」から得た意外な発見について。

久しぶりに、石川啄木の歌集を読み始めました。今は「一握の砂」を中心に読んでいます。 意外な発見があり、またいろいろと思うことがありましたので、それについて書きとめておきます。 (さらに…)…

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