風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉辞典

CATEGORY美しい詩

赤い椿白い椿と落ちにけり(河東碧梧桐)の解釈。

俳句も好きで若い頃からよく読みました。おかげで、過去に知った俳句が、ふと口をついて出てくることがあります。 俳句は短歌よりも文字数が少ないこともあり、初めて読む俳句は意味が正確にはとれない場合が多い、という難点もあるのですね。 …

「東京へゆくな ふるさとを創れ」という谷川雁の詩に、魂の火花を感じた。

谷川雁(たにがわがん)という詩人をご存知でしょうか。私の場合、名前は知っているけれども、作品はほとんど読んだことがありませんでした。 ところが、数年前、ふとしたことから、谷川雁の「東京へゆくな」という詩を知り、愕然としたのです。 (さ…

高村光太郎の「あどけない話」が智恵子抄の中で輝きを増している理由。

少し前、二十代の人たちと話す機会があったのですが、高村光太郎という名前すら知らない人が多かったことに驚きました。 名前は聞いたことがあるけれども、どういう人なのかは知らない人がほとんとで、高村光太郎の詩をこよなく愛しているなど…

「一億総『詩人』化」キャンペーンとは?

たいへん唐突ですが、今日から「一億総『詩人』化キャンペーン」を開始します。 誰が主催するキャンペーンかと申しますと、私です。 後援もなく、協賛もなく、私一人で始めます。たった一人からのスタートです。 たった一人のキャンペー…

若山牧水の名作短歌を7つ選んでみました。

日本の歌人で私が最も親しんだのは、石川啄木と若山牧水です。 この記事では若山牧水を取り上げます。石川啄木に関しては、こちらの記事をご参照ください⇒石川啄木の「一握の砂」について 今日は若山牧水の短歌の中から、私が特に好きな7首、…

中原中也の詩「別離」の奇妙な明るさが哀しい。

中原中也の「別離」という詩を、毎年、数回は想いだします。青春期に愛した詩だからでしょうか。 最初の部分を、少し長いのですが、引用していますね。 さよなら、さよなら! いろいろお世話になりました いろいろお世話になりましたねえ …

我那覇雅子が絶賛する、桜沢如一の詩「母に捧ぐ」に圧倒される。

沖縄のジャンヌダルクと呼ばれる、我那覇真子(がなはまさこ)が「母性に捧ぐ」という桜沢如一(さくらざわゆきかず)の詩を、講演で紹介されていました。 たいへん印象深い詩でしたので、ご紹介することにします。 かなり長いのですが、作者の…

映画「野菊の如き君なりき」で笠智衆が朗読した伊藤左千夫の純愛短歌。

はかない命を歌いつつも、その歌そのものは、永遠の命を得ている……そんな奇跡のような短歌があります。現代的な感覚にもマッチするので、短歌というよりも一行詩と呼んだ方が良いかもしれません。 世のなかに光も立てず星屑の落ちては消ゆるあはれ星屑 …

ささやかな地異は そのかたみに 灰を降らした~立原道造「はじめてのものに」より

立原道造(たちはらみちぞう)の「はじめてのものに」という詩を読み返して、今日は半日、この詩のことだけを考えておりました。 特に「ささやかな地異は そのかたみに 灰を降らした」から始まる第一連は素晴らしいので、そのことを中心に語りたいと…

北川冬彦の「雑草」という詩を読んだ感想。

ふとした瞬間に読みたくなる詩というものがありますよね。北川冬彦(きたがわふゆひこ)の「雑草」は私にとって、そういう詩の一つです。 おそらくは、教科書に載っていたからだと思います。教科書の力というものは怖ろしいですね。学校を卒業して、長…

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