風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉

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淡くかなしきもののふるなり~三好達治「乳母車」より

学生時代に傾倒したにもかかわらず、その後ほとんど読まなくなってしまった詩人がいます。三好達治(1900年~ 1964年)です。 ご存じでしょうか? 最近の教科書には、三好達治の詩は載っていないかもしれませんね。載らなくなっているとした…

サトウハチロー「小さい秋みつけた」の言葉力

今回のテーマですが、詩ではなく、歌詞を取り上げます。 現在、私は日本語について、言葉について、かなり深く関わっております。「Web文章の書き方」をお伝えする講座を持っていることもありますが、それ以前に、言葉を見つめ直すことで、忘れかけ…

二人が睦まじくいるためには(吉野弘「祝婚歌」)

吉野弘という詩人をご存じでしょうか。また、吉野弘の「祝婚歌」という詩を知っておられるでしょうか。 現代詩に少しでも興味を持ったことのある人なら、知らない人はまずいないという詩人であり、詩です。 ただ、現代詩に全く関心がな…

金子みすゞの詩を八木重吉が論評したとしたら

先日、金子みすゞの詩について触れましたが、驚くほど多くのアクセスをいただきました。 その記事はこちら→こだまでしょうか、いいえ、誰でも。 金子みすゞ詩集百選 記事内で、詩人・八木重吉の名前を上げましたが、金子みすゞと八木重吉には…

「きけ わだつみのこえ」で、珠玉の言葉に出逢う。

以前、日本語で書かれた美しい詩ベスト1という記事の中で、「きけ わだつみのこえ」に収められている詩をご紹介しました。 今日は、短歌を二首、味わっていただきます。 今回ご紹介するのは、木村久夫さんの短歌です。木村さんは、1946年…

坂村真民「詩集 念ずれば花ひらく」 感想

坂村真民(さかむらしんみん)という詩人をご存知でしょうか。私の「風花心伝」を愛好されている方から紹介されて知りました。 念ずれば花ひらく[ 坂村真民 ] 私は「言葉の底力」という言葉をしばしば使っています。 坂村さんの詩に…

中野重治の詩「機関車」と「歌」を再読した感想

中野重治はプロレタリア作家として知られていますが、私自身は詩人としての中野重治にだけしか興味を抱いたことがありません。 中野重治の詩の中で私が最も好きな作品をご紹介しましょう。さっそく、引用しますね。 機関車 彼は巨大な図体を…

山村暮鳥の詩「いちめんのなのはな」の感動を純粋化する方法。

山村暮鳥というと、すぐ想うのが「雲」という牧歌的な詩です。 さっそく、引用してみましょう。 雲 おうい雲よ いういうと 馬鹿にのんきさうぢやないか どこまでゆくんだ ずつと磐城平いはきたひらの方までゆくんか 「いうい…

ドラマ「愛し君へ」で菅野美穂が朗読した詩「雨にも負けて」の切なさ

「愛し君へ」。これは映画ではなく、テレビドラマ。主演は菅野美穂と藤木直人。共演は、伊東美咲、玉木宏など。2004年4月19日から6月28日まで、フジテレビ系の「月9」枠で放送された。 映画「解夏(げげ)」と同じ原作のドラマ化だが、映画…

ふるさとは遠きにありて思ふもの

室生犀星の以下の詩を知らない人は、まずいないと思いますが、いかがでしょうか? ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食となるとても 帰るところにあるまじや この詩の題名は「…

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