風花未来が、日本語の力と美しさを再発見。文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉辞典

CATEGORY美しい詩

宮沢賢治の詩「永訣の朝」の鑑賞と解釈が難しい本当の理由。

「けふのうちに とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ」で始まる、宮沢賢治の詩「永訣の朝」について、一度もこのブログで語ったおとがありませんでした。 見識ある人が、日本近代詩の中からベスト5を選べば、おそらくは、100人中100人が…

よわねをはくな くよくよするな なきごというな うしろをむくな……坂村真民の詩「七字のうた」より

坂村真民(さかむらしんみん)という詩人をご存知でしょうか。私の「風花心伝」を愛好されている方から紹介されて知りました。 私は「言葉の底力」という言葉をしばしば使っています。 坂村さんの詩には、まさに「言葉の底力」を感じました。 …

サトウハチロー「小さい秋みつけた」の言葉力

今回のテーマですが、詩ではなく、歌詞を取り上げます。 現在、私は日本語について、言葉について、かなり深く関わって暮らしているといえるでしょう。 「Web文章の書き方」をお伝えする講座を持っていることもあります。 ただ、それ…

雨の音が聞こえる 雨が降っていたのだ……八木重吉の詩「雨」より

今日は令和元年の初日。 私の住んでいる埼玉は、あいにく雨です。 そこで、今回は、八木重吉の「雨」という詩をご紹介しましょう。 (さらに…)…

高村光太郎の詩「ぼろぼろな駝鳥」を読み継いでゆきたい理由。

高村光太郎(たかむらこうたろう)の詩「ぼろぼろな駝鳥」をご存知の方の多くは、教科書になっていたことに起因するのではないでしょうか。 実は、私もそうです。 現在、教科書問題がしばしば話題にのぼりますが、多くの場合、歴史についてです…

この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば……八木重吉の詩「素朴な琴」より

私が最も敬愛している詩人の一人に、八木重吉がいます。 八木重吉の詩の中から、一篇だけを選べと言われたら、おそらくは10人のうち8~9人までが選ぶのではないか、そう思いたくなるほど美しいがあるのです。 その詩が「素朴な琴」。 …

あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ……三好達治「甃のうへ」より

「あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ」で始る「甃のうへ」は、三好達治の代表作であると同時に、日本近代詩が生んだ名作の一つであります。 「甃のうへ」の「甃」は「いし」と読みます。 この詩が人口に膾炙している理由は、教科書に…

秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって……中原中也「一つのメルヘン」が語るもの。

「秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって」で始まる、中原中也の「一つのメルヘン」という詩を知らない人は、あまりいないのではないでしょうか。 それくらい有名な中原中也の代表作です。私が高校生の頃は、現国の教科書に載っていま…

三好達治の詩「大阿蘇」は教科書に今も載っているでしょうか?

先日は三好達治の詩「乳母車」をご紹介しました。今回は同じく三好達治の「大阿蘇」を取り上げます。 大阿蘇 雨の中に 馬がたつてゐる 一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる 雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる…

八木重吉の詩「夕焼」の全文とエピソード。

八木重吉は私が最も敬愛する詩人の一人です。二十代の前半に、「八木重吉論」を書いたほど、八木重吉の詩にはのめりこみました。 それなのに、私は八木重吉の詩についての感想を、このブログではほとんど書いておりません。 その理由は? …

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