風花未来が、優れた詩や美しい大和言葉など、日本語の力を再発見。Web文章の書き方講座も連載中。

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美しい言葉

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この明るさのなかへ ひとつの素朴な琴をおけば……八木重吉の詩「素朴な琴」より

私が最も敬愛している詩人の一人に、八木重吉がいます。 八木重吉の詩の中から、一篇だけを選べと言われたら、おそらくは10人のうち8~9人までが選ぶのではないか、そう思いたくなるほど美しいがあるのです。 その詩が「素朴な琴」。 …

あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ……三好達治「甃のうへ」より

「あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ」で始る「甃のうへ」は、三好達治の代表作であると同時に、日本近代詩が生んだ名作の一つであります。 「甃のうへ」の「甃」は「いし」と読みます。 この詩が人口に膾炙している理由は、教科書に…

秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって……中原中也「一つのメルヘン」が語るもの。

「秋の夜は、はるかの彼方に、小石ばかりの、河原があって」で始まる、中原中也の「一つのメルヘン」という詩を知らない人は、あまりいないのではないでしょうか。 それくらい有名な中原中也の代表作です。私が高校生の頃は、現国の教科書に載っていま…

三好達治の詩「大阿蘇」は教科書に今も載っているでしょうか?

先日は三好達治の詩「乳母車」をご紹介しました。今回は同じく三好達治の「大阿蘇」を取り上げます。 大阿蘇 雨の中に 馬がたつてゐる 一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる 雨は蕭蕭(しょうしょう)と降つてゐる…

八木重吉の詩「夕焼」の全文とエピソード。

八木重吉は私が最も敬愛する詩人の一人です。二十代の前半に、「八木重吉論」を書いたほど、八木重吉の詩にはのめりこみました。 それなのに、私は八木重吉の詩についての感想を、このブログではほとんど書いておりません。 その理由は? …

赤い椿白い椿と落ちにけり(河東碧梧桐)の解釈。

俳句も好きで若い頃からよく読みました。おかげで、過去に知った俳句が、ふと口をついて出てくることがあります。 俳句は短歌よりも文字数が少ないこともあり、初めて読む俳句は意味が正確にはとれない場合が多い、という難点もあるのですね。 …

「東京へゆくな ふるさとを創れ」という谷川雁の詩に、魂の火花を感じた。

谷川雁(たにがわがん)という詩人をご存知でしょうか。私の場合、名前は知っているけれども、作品はほとんど読んだことがありませんでした。 ところが、数年前、ふとしたことから、谷川雁の「東京へゆくな」という詩を知り、愕然としたのです。 (さ…

高村光太郎の「あどけない話」が智恵子抄の中で輝きを増している理由。

少し前、二十代の人たちと話す機会があったのですが、高村光太郎という名前すら知らない人が多かったことに驚きました。 名前は聞いたことがあるけれども、どういう人なのかは知らない人がほとんとで、高村光太郎の詩をこよなく愛しているなど…

「一億総詩人化キャンペーン」。たった一人からの出発。

たいへん唐突ですが、今日から「一億総詩人化キャンペーン」を開始します。 誰が主催するキャンペーンかと申しますと、私です。 後援もなく、協賛もなく、私一人で始めます。たった一人からのスタートです。 たった一人のキャンペーンだ…

若山牧水の名作短歌を7つ選んでみました。

日本の歌人で私が最も親しんだのは、石川啄木と若山牧水です。 この記事では若山牧水を取り上げます。石川啄木に関しては、こちらの記事をご参照ください⇒石川啄木の「一握の砂」について 今日は若山牧水の短歌の中から、私が特に好きな7首、…

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