映画「黒い画集 第二話 寒流」をアマゾンプライムで鑑賞。この作品を見るのはこれで3回目。
なぜか、これまで、レビューを書けなかったので、今夜は書いてみたい。
1961年11月12日公開。製作・配給は東宝。監督は鈴木英夫。主演は池部良と新珠三千代。
情け容赦のない世界が描かれる。そこには愛も正義もありはしない。
巨悪が生き延び、小さな善意は踏みつぶされる。
まさに、この映画には「清張節」が息づいている。
それにしても後味が悪い。
新珠美千代に対する印象も悪くなってしまいそうだ。
悪が勝っても、快感が残る映画もあるが、ここには快感はないし、もちろん、希望もない。