最近、「まるみ」を表す日本語を探していました。
「まどか」という言葉が気になっていたので、大辞林で「まどか」を調べると以下のように説明されておりました。
まど か
[1] 【円▽か】( 形動 ) [文] ナリ〔古くは「まとか」とも〕
①まるくて欠けたところのないさま。 「 -な月」
②穏やかなさま。円満なさま。欠けたところのないさま。 「 -ナヒト/日葡」
[派生] -さ ( 名 )
「円か」に似た言葉≫ 物柔らか 円い 柔らかい 静やか 穏便
次に「まろやか」を連想類語辞典で引きますと、以下のような言葉が出てきました。※一部省略
まろやかの類語、関連語、連想される言葉
丸い(まるい) ・ 丸(まろ) ・ 円か(まどか) ・ 円らか(つぶらか) ・ 円し(まろし) ・ 円い ・ 円し(まるし) ・ 円らか(まろらか) ・ 円み ・ 丸み(まるみ) ・ 丸っこい(まるっこい) ・ 丸(まる) ・ 円満(えんまん) ・ 安らぐ(やすらぐ) ・ 円やか(まろやか) ・ まどらか ・ まどか ・ つぶら
いかがでしょうか。
「まるい」ことを、日常では「丸い」と書くことが多いと思います。「円い」と書く人は少ないでしょう。
でも、「円」という言葉は良いですね。円か(まどか)円らか(つぶらか)円やか(まろやか)円ら(つぶら)円か(まどか)など、まるい様子を表す言葉は、貴いと感じるのは私だけでしょうか。
世の中も、人も、四角張り、尖っている、そんな感じがしているせいでしょうか。まるい事、まるい物、まるい人が、貴重に思えてなりません。
まるさ、まるみを表す日本語は少なくありません。しかし、残念ながら、日常生活では使わない言葉が多いのです。
「まろやか」は良く使うのでだいじょうぶですが、「まどか」「つぶら」をもっと使ってゆきたいと思います。