「平成」を振り返ることで、「令和」を希望の時代にするためのヒントを、YouTubeで語ることで探ってみました。

 

1時間弱の音声ですが、よろしかったら、お聴きください。

 

 

今回の記事は、「令和は言葉の時代になる」をテーマにお届けします。

「令和」という元号の意味。

 

新しい元号が「令和」になって本当に良かった。なぜなら、万葉集からとられた言葉だから。

 

「令和」の意味とそこに込められた願いについては、以下の記事でお伝えしました。

 

⇒新元号「令和(れいわ)」の意味と、そこに込められた願いとは?

 

「令和」を希望に満ちた時代にするために必要なこと。

 

日本はかつて「言霊の幸はふ国(ことだまのさきわうくに)」といわれました。

 

万葉集柿本人麻呂の歌に「しきしまの大和の国は 言霊の幸(さき)わう国ぞ ま幸(さき)くありこそ」があります。

 

「言霊の幸はふ国」とは「言葉の力で幸せをもたらされる国」を意味します。

 

「令和」になって日本に、本当に日本人らしい言葉が復興し、豊かな花を咲かせたら、「令和」まさに「希望の時代」になると思います。

 

「言葉」は時代の反映であり、人間の反映でもあるのです。「文は人なり」という言葉がありますが、「言葉は人なり」ともいえます。

 

「昭和」と「平成」は、言葉が乱れに乱れた時代でした。また、言葉の力が弱まった時代でもありました。

 

では、どうしたら、美しい言葉を復興させられる、言葉の力を取り戻せるのか?

 

「言霊の幸はふ国」の復活には、真の自立が必要である。

 

明治、大正、昭和、平成の時代の文学を振り返りますと、言葉の力が1945年以降、急激に衰えてしまったことがわかります。

 

戦後のGHQによって行われた洗脳工作によって、日本人の精神は壊され、弱体化させれてしまいました。

 

つまり、言葉(魂)を奪われてしまったのです。

 

そのダメージは、今も消えていません。

 

日本人が自らの言葉力を復興できれば、令和は希望と幸福の時代になると思います。

 

では、どうしたら、日本人は自分の言葉を取り戻せるのか?

 

それには、戦後に失われた、自立心、誇りを復活させる必要があります。

 

具体的には、憲法改正は不可欠です。自主憲法制定によって、真の自立心を取り戻せれば、言葉も変わってゆくでしょう。

 

昭和初期への回帰によって、健全の精神と言葉の復興を

 

昭和に入ってから、戦前までの日本の近代史を振り返れば、自立した精神がいかに美しい言葉を紡ぎだせるかがわかります。

 

夭折した近代詩人たちは、死ぬ間際に傑作を書いているのですが、以下の詩の死んだ年に注目してください。

 

ちなみに、八木重吉が昭和2年に、金子みすゞが昭和5年に、中原中也が昭和12年に、立原道造が昭和14年に没しています。

 

⇒日本の美しい詩はこちらでまとめました。

 

近代日本の国力のピークは昭和15年だという説があることをご存知でしょうか。

 

日本近代文学、特に近代詩の黄金期は、昭和初期から戦前までであったと私は思っています。

 

昭和初期から戦前までという時代をモデルにして現在を見直すことは、精神と言葉の復興において極めて有効だと私は考えているのですが、いかがでしょうか?