風花未来が、優れた詩や偉人の名言など、言葉(日本語)の力を再発見。「Web文章の書き方(ライティング)講座」を連載中。

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美しい言葉


「シェーン」「ジャイアンツ」で有名なジョージ・スチーヴンス監督の「陽のあたる場所」を久しぶりに鑑賞しました。

陽のあたる場所 スペシャル・コレクターズ・エディション

この切なさ、胸がしめつけられる感じ、それがすべてのような映画です。感想を書くのが極めて難しい。

あえて書くとしたら、まずは監督・ジョージ・スチーヴンス監督の偉大さを強調したいと思います。

「偉大」などという言葉は軽々しく使いたくありません。しかし、この「陽のあたる場所」の演出を見ていると、批評など無意味だと感じてしまう。ワンカット、ワンカットが、絶妙を極めているのです。映画の素晴らしいところ、肝心要、エッセンスというものを、モノクロームの映像に凝縮させてしまっていて、この唯一無二の映像空間は、神レベルの透徹感を有している。

モンゴメリー・クリフトエリザベス・テイラーは、この「陽のあたる場所」において、映画史上に鮮明な印象を刻んでいます。この二人の透明感だけでも、ゾクゾクしてしまう。

この「陽のたる場所」は、平凡な日常の繰り返しの中で鈍化しかけた、無意識下の「あわだつもの」を、揺り起こしてくれる。眠りにつこうとしている蒼い感性を、肩を揺さぶられるように、呼び覚まされてしまうシネマです。

あまりにも純度が高い映画なので、生涯のうちに、見るのは3度くらいにとどめておいた方が良いかもしれません。自分の感動のボルテージを下げないために。

この映画の不思議な透明感、ヒリヒリする感じに浸りたいと感じているうちは、自分はまだだいじょうぶだと思うのです。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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