黒白をつける」の「黒白」は「こくびゃく」と読みます。「黒白(こくびゃく)をつける」は「物事の正邪・善悪・是非をはっきりさせる」という意味の言葉です。

 

これと同じ意味で使われる言葉に「黒白(こくびゃく)を争う」があります。

 

要するに「黒白(こくびゃく)」という漢語を覚え、その意味が「善と悪。正と邪。是と非」を表すことを知っておくべきなのです。

 

また、「黒白(こくびゃく)を弁ぜず」とも使われ、これは「物事の正邪・善悪・是非の区別ができない」という意味です。

 

一方、「白黒をつける」の「白黒」は「しろくろ」と読み、「白黒(しろくろ)をつける」は「黒白をつける」と同じ意味に使われます。

 

現在は「白黒(しろくろ)をつける」の方が一般的でしょう。しかし、古くから使われているのは「黒白(こくびゃく)をつける」の方なのです。