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映画「15時17分、パリ行き」~クリント・イーストウッド監督

映画「15時17分、パリ行き」は、クリント・イーストウッド監督作品。

 

実際に起きた事件を映画化するとともに、事件に遭遇した本人である3人を役者として起用したという異色の映画である。

 

映画「15時17分、パリ行き」はこちらで視聴可能です

 

「15時17分、パリ行き」(The 15:17 to Paris)は、2018年に公開されたアメリカ映画。2015年8月21日に高速鉄道タリス内で発生したタリス銃乱射事件と事件に立ち向かった3人の若者を描く。主演の3人は、実際にタリス銃乱射事件に巻き込まれた3人を本人役として起用している。

 

実際に起きた事件をもとに制作されているので、いつものクリント・イーストウッド監督映画にある、クリント・イーストウッド節は影をひそめているようだ。

 

しかし、少年期に辛い体験をもつ三人の青年が、勇敢な行動をとり、讃えられたというストーリーは、クリント・イーストウッドの人生肯定感を表現するのにはふさわしい。

「幸せなら 手をたたこう」~木村利人(きむら・りひと)作詞

幸せなら 手をたたこう」という歌をご存じだろうか。坂本九という歌手が1964年に唄ってヒットした。

 

歌謡曲のようでもあり、童謡のようでもある、不思議な位置づけの歌となっている。

 

今回私が取り上げたいのは、その歌詞のみだ。

 

「幸せなら 手をたたこう」の歌詞はこちら

 

「幸せなら 手をたたこう」は、スペイン民謡が元になっているそうだ。今まで知らなかった。作詞をしたのは、木村利人きむらりひと)。現在では世界各国の言語でも歌われている。

 

「幸せなら 手をたたこう」には以下のようなエピソードがある。

 

【動画】「幸せなら手をたたこう」は『反戦歌』だった!?

 

作詞は早稲田大学人間科学部名誉教授の木村利人

 

元々は木村が学生時代フィリピンでボランティア活動をしていた際に子供たちが歌っていた原曲を耳にし、木村が帰国の途に着いた際に、旧約聖書の詩篇47篇すべての民よ、手を打ち鳴らせ。神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ」を参考にして詞をつけたものが元になっている。

 

これが仲間内の愛唱歌として歌われていたのを偶然坂本九が耳にし、いずみたくの元にうろ覚えのまま持ち込み、それを元にいずみが採譜してレコード化、全国的にヒットすることとなった。

 

木村利人は、ボランティア活動中に現地のフィリピン人に「日本人を殺してやろうと思っていたが、間違っていた。過去を許し、戦争をしない世界をつくろう」と言われ涙した経験を持つ。

 

苦しみや悲しみを乗り越えて命を尊び、日本人を受け入れてくれた地元の人々に応えたい」という思いから、木村利人は「幸せなら 手をたたこう」を作詞した。

 

つまり「幸せなら 手をたたこう」は、反戦歌であり、平和への祈願の歌であり、みんなで生きる歓びを分かち合おうという人類愛の歌、人間讃歌なのである。

 

⇒木村利人氏と「幸せなら 手をたたこう」に関するエピソードはこちら事へ

 

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映画「スペース カウボーイ」~クリント・イーストウッド監督・主演。

クリント・イーストウッド監督・主演の映画「スペース カウボーイ」を見た。

 

「スペース カウボーイ」(原題:Space Cowboys)は、2000年にワーナー・ブラザースで製作されたアメリカ映画。クリント・イーストウッドは、主演・監督・製作を担当した。

 

 

面白い。まず、設定が最高だ。映画でも小説でも同様だが、90%は設定で決まる、と改めて感じた。

 

スケールの大きさ、スリルとサスペンス、人物造形と人間模様など、傑作映画に求められる要素がギッシリ詰まっている。

 

テーマは「年寄りたちの逆襲」だ。若い美男美女が活躍するありがちな映画より、イーストウッド監督・主演の映画の「老人映画」の方が面白い。

 

特に今回は、宇宙飛行なので夢があり、人生は終盤になってからが面白い、と勇気づけられる、極めて貴重な映画である。