風花未来の今日の詩は「予定調和をぶちこわす!」です。
予定調和をぶちこわす!
もうここまでわかってきたら
先が見えてしまったというか
どうせ いくら あがいたところで
たぶん ああなって こうなって
予想したとおりに 終わるんだろうねって
なるだろね
わかったのは
わたし自身の病状
そして できる治療法
治療による
副作用と
そのダメージの度合い
もう そんなには動けない
もう そんなには頭を使えない
感性が反応できるのは
一日のうち ほんの少し
ならば どう頑張ったところで
たいしたことはできないし
大きな事件も起きないし
先細りしてゆくだだろうね
それが
わたしの人生の予定調和
ありきたりな死への物語構成
しかし
そんなわかりきった人生は
ぱっぴらごめんだ
想い返せば
余命3ヶ月宣告を受け
12時間半にも及ぶ手術のあと
70日間の拷問のような入院生活
そこから1年以上も
自宅療養が続いている
一つひとつの記憶を
さかのぼってゆくと
奇跡の連続だった
無能無才のわたしだけれど
なぜか
わたしの中の何かが
奇跡を引き寄せ続けてきた
そんな気がする
何もかも
予想だにできなかったことばかりが
起きて起きて起き続けている
ありきたりなことしか起きない
予定調和のほうに
実は 安らぎはあるのかもしれない
しかし
予定調和を
ぶちこわしたいと
命がけで
思っている
私の使命が
あるとしたら
奇跡を起こすことだろう
いや 違う
私の運命は
奇跡を引き寄せることだ
ただ わたしの中の何が
奇跡を招き寄せるのかは
自分自身
まったく わかっていない
たぶん
純度を上げることだ
魂の純度を
生き方の純度を
ぎりぎりまで
上げるしかないのだろう
そうして
透明なりきることだ
そのために
何をしたらいいのだろうか
具体的な方法や技術などは
わからない
鮮明なのは ひとつだけ
予定調和をぶちこわす
だた それだけのこと
そうしないと
これまで起きてきた奇跡を
ご破算にし
裏切るだけでなく
生きたことにならない
