映画「阪急電車 片道15分の奇跡」は、最後まで充分に楽しめました。
面白い点は、明白です。
阪急電車内と沿線の街という舞台設定がまず面白い。
次は、キャスティング。
映画「阪神電車 片道15分の奇跡」は2011年4月29日に公開された日本映画。原作は有川浩の連作短編小説集。監督は三宅喜重。脚本は岡田惠和。
群像劇ですが、それにしても、出演者が多いですね。
宮本信子、南果歩、中谷美紀という芸達者なベテランを起用しているので、ドラマに安定感が出ています。
それプラス、戸田恵梨香、相武紗季、谷村美月などの中堅女優をキャスティング。いずれも、無難な演技を見せているのですね。
実は、注目すべきは、天才子役と評価されてきたセリフ回しが絶秒な芦田愛菜、普通っぽいのに奇妙な味わいの有村架純、意外に強い存在感を示す高須瑠香、ちょっとしか出ないのに光っている森田涼花など、新鮮な顔ぶれです。
ストーリー自体は平凡ですが、役者たちの動きを追いかけるだけで、最後まで楽しめる、ちょっと不思議な感じの映画でした。