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「マンガで読む名作 智恵子抄」を読んだ感想


私は文庫本ですが、何冊か高村光太郎の詩集を持っています。私が最も愛読してきた詩集の一つが高村光太郎詩集なのです。

高村光太郎はいろんな優れた詩をのこしておりますが、中でも「智恵子抄」は高く評価されています。

高村光太郎の「智恵子抄」を知らない人はまずいないでしょう。彫刻家であり、詩人でもある高村光太郎が、妻・智恵子との愛をつづった、世界的にも稀な詩集です。

今では、高村光太郎の「智恵子抄」は、電子書籍で、しかも無料で読むことができます。

智恵子抄

高村光太郎と智恵子は、ふつうの夫婦ではなく、数奇な運命を生きたがために、光太郎の詩は特異な光を放っているのですね。

その意味で「智恵子抄」を深く理解するためには、光太郎と智恵子の運命について伝記的に学習しておく必要があります。

以下の電子書籍は、漫画なので、かなりハードルが低くなります。

今さら、文学を学ぶのは難しそうという方は、まずは、漫画から入ってみてはいかがでしょうか?


マンガで読む名作 智恵子抄

高村光太郎の詩を相当に読み込んできた私ですが、上記のマンガによって教えられたことも多々ありました。

特に、智恵子に関する詩が、どのタイミングで作られたのかが、よくわかり、楽しく読めたのです。

この「マンガで読む名作 智恵子抄」を読んでから、原作の「智恵子抄」を読むと、理解が深まるかと思います。

一編だけ「智恵子抄」の中から引用しておきます。

あどけない話

智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。

美しい日本語で書かれた作品をまとめました。

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