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映画「水の中のナイフ」はロマン・ポランスキーの佳作。見る価値あり。

今回取り上げるのは、ロマン・ボランスキーの映画「水の中のナイフ」。

当然かもしれないけれども、こういう作品は、アマゾンビデオでは見られないのが残念。DVDで鑑賞するしかない。

水の中のナイフ [ ジグムント・マラノヴィチ ]

水の中のナイフ(1962/ポーランド)

監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロマン・ポランスキー / イエジー・スコリモフスキー / ヤクブ・ゴールドバーグ
撮影 イエジー・リップマン
音楽 クシシュトフ・T・コメダ
出演 レオン・ニエンチク / ヨランタ・ウメッカ / ジグムント・マラノウッツ

(あらすじ )
さる湖のほとり、バカンスをヨットで過ごすため、車からヨットに荷を積む男(レオン・ニエンチク)とその妻である女(ヨランタ・ウメッカ)。一人の若者(ジグムント・マラノウッツ)が荷物運びを手伝っている。先刻、男と女が車を走らせる森の目の前に突然立ちふさがってきた若者を、男は不承不承で後部座席に乗せてここまで来た。強気な態度をとる若者の様子が気に入らない男は、それにもかかわらず若者をヨットに誘う。女は二人の男のいがみ合う姿を気にもかけずヨットに乗りこむ。やがて三人は水の上。若者はナイフを持っている。本編94分。

この、けだるさ。

三人のキャラ、人間関係を船上という狭い舞台に限定して、濃密に描いた佳作。

三人の会話、やりとりを、これだけのレベルで描ける手腕は、名匠と呼んでも差し支えないだろう。

スリルとアンニュイがないまぜになり、洗練された映像感覚と優れた演出力によって、玄人受けする仕上がりになっている。

さりげなく、当たり前のようにこなしているが、この映画は非常にハイレベルだ。もし、この世界を小説で描けたら、それこそゾクゾクする短編になるはずだ。

とにもかくにも、繰り返し見てみたい名画である。

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