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テレビドラマ「チキンレース」は寺尾聡と岡田将生の共演が新鮮。

2013年11月10日に、WOWOWのドラマWとして放送された「チキンレース」。

アマゾンプライムで鑑賞したのですが、映画だと思って見ました。ロケが多いし、映画として見ても違和感はありませんでした。

主演は、寺尾聡岡田将生。バディー(相棒)ものと呼んでいいくらい、この2人を中心に物語は進行してゆきます。

それに、岡田将生に有村架純がからみ、最後に寺尾聡の相手役として松坂慶子が登場。

何と言っても、45年ぶりに寺尾聡と松坂慶子が再会するシーンがもっとも感動的なはずだったのですが……

寺尾聡の初恋の女性役を松坂慶子が演じます。

45年ぶりの寺尾聡と松坂慶子の再会シーンこそ、この映画のクライマックス。しかし、松坂慶子がとても60代半ばには見えず、リアリティーが感じられませんでした。

このキャスティングは難しいでしょうけれど、もっと老けた女優を起用するとかして、多少の「やつれ感」が出ていた方が良かったと思いますね。

松坂慶子では美人過ぎますし、しかも、ソフトフォーカスをかけまくって老化を見せないのは逆効果でした。

時間の経過の残酷さを、ある程度は出さないと、ドラマがあまりにも軽くなってしまうと感じた次第です。

ただ、全体的には、楽しく最後まで楽しめました。最近のドラマとしては良い方でしょう。

しかしながら、岡田将生はもっとコミカル色を前面に出した演技をしてもらいたかった。いい味が出かかっていますが、まだまだ、ですね。

古い話になりますが、全盛期の吉田栄作が、恋愛コメディに出演した時など、もっとコミカルで面白かったのを鮮明に記憶しています。たぶん「キモチいい恋したい!」でしたね。吉田栄作と安田成美のかけあいは、本当に笑えました。

それに比べ、この「チキンレース」での岡田将生と有村架純の演技は中途半端でインパクトと味わいに欠けます。

「キモチいい恋したい!」と同様に、ハチャメチャな喜劇にしろと言っているわけではありません。ただ、中途半端なので、抜けが悪く、ストレスを覚えてしまうのです。

運命の残酷さ、人生のほろ苦さをベースにしながら、コミカルな要素でまろやかにするのならばいいのですが、しかも、たとえ到底ありえない設定でもいいのですが、人生をもっとキッチリととらえた上で演出したほしかった。

とはいえ、繰り返しますが、けっこう面白く鑑賞できたのです。充分に及第点をつけられる作品でしょう。

寺尾聡の演技は申し分ないので、今後は若手の俳優たちの頑張りに期待していと思います。

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