「飾窓の女」(かざりまどのおんな、The Woman in the Window)は、1944年のアメリカ映画。日本で公開されたのは、1953年である。
監督はフリッツ・ラング。
若い魔性の女(ジョーン・ベネット)に、が演じる犯罪学の教授(エドワード・G・ロビンソン)が夢中になってしまい、とんでもないトラブルに巻き込まれていくストーリーは見事である。特にラストシーンは完璧だ。
主人公の教授が、飾り窓の肖像画に魅せられ、驚いたことには、肖像画のモデルが現れ、誘われてしまうことから物語が急激に動き始める。
ラストシーンでも、飾窓の肖像画で効果的に使われている。
ネタバレになるので、これ以上は物語に関することは書けないが、ストーリーの切れ味が鋭く、切れ味の冴えに快感を覚える。99分間というほど良い長さなので、間延びせずに楽しめた。
実に古い映画だが、アマゾンプライムの画質も良好で、予想以上に名画を堪能できた。