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女の座」(おんなのざ)は、1962年に公開された日本映画。

 

監督は、成瀬巳喜男

 

群像劇だが、やはり主演は、高峰秀子であろう。

 

映画「女の座」は、派手さはないが、精魂込めてつくった温もりと深みを感じる、料理のようだ。

 

映画が好きだった、母親に観せたい、と願う気持ちが湧いてきて、涙ぐんでしまった。

 

成瀬巳喜男監督と高峰秀子のコンビが生んだ、贅沢ともいえる名作である。

 

贅沢という意味は、キャストにある。東宝のスターが、これでもかとばかりに登場する。

 

  • 笠智衆、高峰秀子、加東大介、小林桂樹、草笛光子、淡路恵子、三橋達也、司葉子、星由里子、杉村春子、宝田明、団令子、夏木陽介

 

笠智衆と杉村春子が実に効いていた。その一方で、星由里子、司葉子がフレッシュで、さらには宝田明と三橋達也という昭和な二枚目俳優もそろい、豪華なエンターテイメントにもなっていた。

 

ラストも良く、人生の悲哀を知り抜いた名匠の生み出した、気品ある一味違う娯楽作品となっている。