風花未来の今日の詩は「その人は」です。

 

その人は

 

その人は

ひょうしぬけするほど

ふつうに

あまりに ふつうに

わたしの前にあらわれた

 

こんにちは

 

かわした言葉は

それだけだった

 

2024年12月17日から

これまで

ずっと

ずっと

わたしという

ささやかな物語の

中心に

あなたは

いつづけてきた

 

いろんなことが渦巻き

辛いので

その人を

忘れようとして

ようやく

忘れてしまったことも

想いださなく

なりかけていたのに

 

その人は

呆気ないほど

ふつうに

ごく ふつうに

わたしの眼の前にあらわれ

さっと後方に

消えてしまった

 

真っ白なオーラは

以前のままだった

何のかわり映えもしない

ふつうの日常でも

その人がまとったオーラは

ふつうでない白さで

輝いていた

 

これで もう

その人には

二度と逢えないだろう

 

そう予感したが

振り向けなかった

 

その人のおかげで

真っ白なページとなった

今日という

2026年9月10日が

もうすぐ

終わろうとしている