今回ご紹介するのはサトウハチローリンゴの唄」。大東亜戦争が終わった1945年の10月に発表された歌謡曲で、作詞はサトウハチローが担当しました。作曲は万城目 正(まんじょうめ ただし)。

 

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「リンゴの唄」は、大東亜戦争敗戦後の日本で戦後映画の第1号『そよかぜ』(1945年〈昭和20年〉10月11日公開、松竹大船)の主題歌及び挿入歌として発表されました。日本の戦後のヒット曲第1号。なお、『そよかぜ』は並木路子が主演を務め、霧島昇も出演しています。

 

「リンゴの唄」は敗戦で打ちひしがれていた日本人を励ます、極めて質の高い歌謡曲です。

 

質が高いという意味は、楽曲の純粋さにあります。この頃は、まだ商業主義という言葉も、エンターテインメントという言葉もなかったのですね。

 

曲も実に良いのですが、サトウハチローの歌詞には、ドキッとするほどの魅力があります。

 

類まれな才能を感じずにはおれません。

 

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