今日の風花未来の詩は「真夜中のカフェラテ」です。
真夜中のカフェラテ
抗がん剤の副作用が
荒れ狂うのは
冷え込みのきつい日だ
寒さが増すと
抗がん剤は
これでもかとばかりに
全身をしびれさせる
今日はこれまで最も激しい
しびれに襲われた
しびれは針のように
私の皮膚を指し
無慈悲な攻めを
全身への広げてゆく
両手、両足だけでなく
顔のほほまでも
しびれてしまった
抗がん剤の副作用による
残酷なしびれは
体の神経を麻痺させるが
私の魂までは
無力化はできない
そう信じてはいるが
真冬のしびれは
悪魔のように手ごわい
しびれの激しい日は
寝ているしかなかったのだが
最近
私なりの「反抗」を開始した
温める
とにもかくにも
体を温めるのだ
速攻で効くのは
入浴すること
少し熱めの湯に
しっかり浸かりながら
手足をもみほぐしてゆく
これで数時間は
元気になれる
しかし
怖いの深夜
冷え込みが厳しくなり
空腹状態になると
しびれは容赦なく
私をムチ打ち始める
そういう時は
もう
これしかない
真夜中のカフェラテ
牛乳を多めにして
しっかり泡立てて飲む
温かなカフェラテは
とがり
ささくれだった
全身の感覚を
やわらかに
甘く包みこみ
優しく癒してくれる
ダイエット中なので
糖質は痛いのだが
狂暴なしびれに対抗するには
カフェラテは
心強い仲間
クリーミーな無数の泡たちは
頼もしい援軍なのだ
甘く
まろやかな
やさしい仲間を
当分は
手放せない
ただし
一杯だけに
しておこう……
風花さん、反抗ナイスです☺️
できる限り常にあたたかくして、お休みくださいね✨