特捜最前線の「第40話 初指令・北北東へ急行せよ!」を観た。
昭和のお涙ちょうだい劇、ここに極まれり!
素晴らしいの一言である。
中華料理店で船村刑事の家族の隣の席で、四人家族が豪華な食事をしていた。
その豪華な食事の裏に、抜き差しならない理由がった……この物語設定と展開がしびれる。
テレビドラマの「特捜最前線」は、テレビ朝日・東映の制作により、テレビ朝日系列で1977年4月6日から1987年3月26日まで放送されていた刑事ドラマ。
できれば全話視聴したいのだが、DVDは高価すぎて、とても手が出ない。
ところが、アマゾンプライムで、最近、年会費だけで、セレクションを観られるようになった。
さっそく視聴しているが、いまいち、感動できない。
そんな時、今回ご紹介する「第40話 初指令・北北東へ急行せよ!」に出逢った。
特捜最前線は、こうでなければならない。お涙ちょうだいの浪花節のコテコテ人情劇でなければ、特捜最前線ではない。
お涙ちょうだいと言えば、船村刑事である。
この船村刑事に、とことん、涙を絞ってもらいたい……。
私は何を言おうとしているのか。
おそらく、私自身、日常生活に飽き足らないのだろう。
こんな暮らしをしていては、生きていることにならない。そんなふうに感じながら、日々と過ごしているに違いない。
だから、この昭和の刑事ドラマで、号泣したいのだ。最後の一滴まで、涙を流し切りたいのだろう。