映画「第三次世界大戦 四十一時間の恐怖」は、1960年10月19日に公開されている。
作品データは以下のとおり。
監督 日高繁明
脚本 甲斐久尊
原案 週刊新潮編集部
製作 秋田亨
出演者 梅宮辰夫
三田佳子
加藤嘉
亀石征一郎
二階堂有希子
神田隆
織本順吉
アンドリュー・ヒューズ
B級娯楽作品ではないか、と期待しないで視聴したが、予想外に真面目な映画だった。
主演の梅宮辰夫と三田佳子の演技力が確かなことも、この映画の力になっている。
役者の力は大きい、としみじみと感じ入った。
ネタバレになるので明かせないが、ラストは衝撃的だ。この結末は予測できなかった。
こうしたテーマはアニメにありがちだが、実写映画が、かつて日本で作られていたことは、評価に値する。
病気の妻をもつ、中年の流しの男の存在が効いていた。自分を「幸せだ」と言った時の表情は良かった。
この夫婦の存在が、この映画に深みを与えているので、注目していただきたい。