映画「若草物語」は、1964年に公開された日本映画。
日活の四大女優(吉永小百合、浅丘ルリ子、芦川いづみ、和泉雅子)が共演。
作品データは以下のとおり。
タイトル「若草物語」
監督 森永健次郎
脚本 三木克巳
製作 日活
製作総指揮 亀井欽一
出演者 吉永小百合
浅丘ルリ子
芦川いづみ
和泉雅子
浜田光夫
和田浩治
音楽 崎出伍一
主題歌 吉永小百合『若草物語』
撮影 松橋梅夫
編集 井上治
公開 日本の旗 1964年12月31日
上映時間 85分
「高度成長期を生きる若い女性たちの恋愛観や結婚観、幸福のかたちを描いた青春物語である」と、ウィキペディアには記載されているが、その通りの内容である。
私の感想は一言に尽きる。
空気感。時代の空気感。1964年の日本という時代の空気感。それが見事に描きだされていて、その空気感だけで、涙がとまらなくなりそうだ。
2022年の空気感はあまりにも違いすぎる。残酷なほど違い過ぎた。
だから、涙が込み上げてくるのだ。時の流れとは惨い、情け容赦なく時間は流れ去り、似ても似つかない空気感を醸成してしまう……。
1965年の映画「四つの恋の物語」も、同じ日活の青春映画だが、趣きは異なる。4人の女優のうち、3人は同じで、浅丘ルリ子にかわって十朱幸代が出演している。
「若草物語」と比較すると面白いかもしれない。