このコーナーでは「文章の基本ルール」についてお伝えしています。
「今さら誰も教えてくれないこと」「今さら誰にも聞けないこと」などが多く出てくることでしょう。
つまり、知っておくべきことなのに、意外と多くの人が知らない、間違えていることが、たくさんあるというわけです。
さて、今回のテーマも基本中の基本「二重表現(重複表現)」についてです。
「二重表現」とは、同じ意味の言葉を繰り返し使うことです。「重複表現」とも呼びます。代表的な二重表現には「馬から落馬する」があります。
では、以下、間違えやすい「二重表現」とその修正例をあげてみることに。×が間違い、〇が修正例です。
×馬から落馬する ○馬から落ちる
×頭痛が痛い ○頭が痛い。頭痛がする
×約10m程度 ○約10m。10m程度
×必ず必要である ○必要である。必ず要る
×過大評価しすぎ ○過大評価する。評価しすぎ
×はっきりと明言する ○はっきりと言う。明言する
×あらかじめ予約する ○予約する。あらかじめ申し込んでおく
×最後の結末 ○結末。ラストシーン
×いまだに未解決 ○今も未解決。まだ解決していない
まだまだありますが、この続きは、次回で。