- 投稿 更新
- 文章の書き方 - 文章の基本ルール
一つの文の中に「の」を3つ以上、続けざまに使うと「この人は文章の初心者だ」というレッテルを貼られる場合があります。
「の」をいくつ使っても、文法的な間違いにはなりませんが、リズム、バランス、音韻などを乱し、文章の品格を下げてしまうのであれば、「の」の濫用は慎むべきです。
一つの文の中で使う場合、「の」は2回までにすると、文がスッキリします。
例をあげてみましょう。
あの少年の瞳の奥の輝きが忘れられない。
これでも、「の」を4回も使っているのですね。少し、書き直してみますね。
あの少年のことが今も忘れられない。澄んだ瞳、その奥に光る純粋ものが私を激しく揺さぶったから。
「の」の連続的な使用は避けられましたが、少し長くなってしまいました。
もう一つ、やってみましょう。
先週の国語の試験の結果の反省をしていました。
これも「の」が4回、登場しています。さっそく、書き直してみることに。
先週に行われた数学の試験の結果が出た。点数はまずまだが、ミスもあり、反省が必要だ。
どうやら、いっぺんに語ろうとすると「の」を連続的に使ってしまいがちなようです。文を二つにすることも含め、情報を少し詳しく書けば「の」は減らせると思います。