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映画「日本の青春」をご覧になったことがあるだろうか。私は今回、初めて鑑賞した。
「日本の青春」は、1968年に公開された日本映画。
監督は小林正樹。原作は遠藤周作の「どっこいショ」
主な出演は、藤田まこと、新珠三千代、奈良岡朋子、黒沢年男、酒井和歌子、佐藤慶、田中邦衛など。
2時間9分は長い。間延びした感じがして、映画の質を下げている。
だが、主演の藤田まこと、敵役の佐藤慶の対比は良かった。
日常から非日常に飛ぼうして飛べない人間のまどろっこしい冴えない暮らしを、興味深く描くのは、派手なヒーローを演出するより、遥かに困難である。
その困難に、名匠・小林正樹が挑んでいる。
芸達者の奈良岡朋子の演技が効いていた。酒井和歌子には、まだ幼さが残っており、初々しい。
激しさや鋭さを求めたら裏切られるが、じわじわと日常を描いても、映画にはできる、という名人芸をたまには味わうのも良いのではないだろうか。


