風花未来の今回の詩は「白鳥の微笑」です。「しらとりのほほえみ」と読みます。

 

白鳥の微笑

 

白鳥(しらとり)が

水際まできて

やさしく微笑み

ささやきかけてくれた

 

幼い頃に聞いた

子守歌のように

白鳥の声音(こわね)は

やわらかだった

 

白鳥(しらとり)の微笑(ほほえみ)

 

それは

わたしを明日へとつなぐ

真っ白な光