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白痴の[第一編5]の分析
エパンチン将軍家の三人姉妹とムイシュキンとの長い会話が展開される。
ムイシュキンの「ギロチン」に関する独白が凄いと指摘したが、この章の銃殺刑の宣告を受けた男が語った死刑執行前「5分間の話」も、素晴らしく、永遠の価値を持つと言いたい。
また「ギロチン」にかけられる囚人の表情と心理の描写(ムイシュキンの語り)というか、超長いしゃべくりがあるのだが、それも、ドストエフスキー以外の作家には絶対にできない、ドストエフスキーの独壇場、絶対領域と言える。
白痴の[第一編6]の分析
マリイという不幸な女と、子供たちのことを、ムイシュキンがとうとうと語る。
ムイシュキンの優しさ、純粋さが、生き生きと伝わってくる。
哀しく弱い人、子供たちを、理屈ぬきに愛しているムイシュキンは、一般社会では受けいれられない変人、お馬鹿さんなのだが、そうした人間に、ドストエフスキーは「白痴」という最高の称号を与えているとも言える。
登場人物 人名対照表
| 本名 | 愛称 | |
|---|---|---|
| レフ・ニコラエヴィチ・ムイシュキン | ムイシュキン公爵 | 主人公、26歳 |
| ナスターシヤ・フィリッポヴナ・バラシコーワ | ナスターシャ | ヒロイン |
| パルフョーン・セミョーノヴィチ・ロゴージン | ロゴージン、パルフョン | 体格のよい男 |
| アファナーシィ・イワーノヴィチ・トーツキイ | トーツキイ | 地主貴族、55歳 |
| ニコライ・アンドレエヴィチ・パヴリーシチェフ | ムイシュキンの養育者 | |
| アンチープ・ブルドフスキー | パヴリーシチェフの隠し子 | |
| シュナイダー | ムイシュキンの主治医 | |
| イワン・フョードロヴィチ・エパンチン | エパンチン将軍 | 実業家、トーツキイと親密 |
| リザヴェータ・プロコフィエヴナ | エリザヴェータ夫人 | エパンチン三姉妹の母 |
| アレクサンドラ | エパンチン三姉妹の長女、
トーツキーが結婚したがっている |
|
| アデライーダ | エパンチン三姉妹の次女 | |
| щ | シチャー | アデライーダの婚約者 |
| エヴゲーニィ・パーヴロヴィチ・ラドムスキー | シチャーの親戚 | |
| アグラーヤ・イワーノヴナ・エパンチナ | アグラーヤ | エパンチン三姉妹の三女、20歳 |
| ガヴリーラ・アルダリオノヴィチ・イヴォルギン | ガーニャ | エパンチン家の秘書
ナスターシャを愛している |
| ワルワーラ・アルダリオノヴナ | ワルワーラ、ワーリャ | ガーニャの妹 |
| ニコライ・アルダリオノヴィチ | コーリャ | ガーニャの弟 |
| アルダリオン・イヴォルギン | イヴォルギン将軍 | ガーニャの父 |
| マルファ・ボリーソヴナ | イヴォルギン将軍の情婦 | |
| ニーナ・アレクサンドロヴナ | イヴォルギン夫人 | ガーニャの母 |
| フェルディシチェンコ | 夫人の下宿屋の下宿人 | |
| イワン・ペトローヴィチ・プチーツィン | プチーツィン | 高利貸し |
| ダーリヤ・アレクセーエヴナ | 元女優 | |
| レーベジェフ | 役人 | |
| ヴェーラ | レーベジェフの娘 | |
| ウラジーミル・ドクトレンコ | ドクトレンコ | レーベジェフの甥 |
以上の表は以下のページからお借りしました。
