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風花未来の今日の詩は「交差点」です。
交差点
交差点が怖い
気づいたら
交差点の前まで来ていた
足が動かない
どうしてだろう
35年前
私は大きな交差点で
交通事故を起こした
それがキッカケで
8ヶ月間も
入院生活を余儀なくされた
あの事故を起こす前
不吉な前兆があった
疲れていた
ストレスがたまっていた
思考が鈍っていた
いつも考え事をしていた
大きな交差点に
私は 黄色の後半で突っ込んだ
アクセルを踏み込んだが
交差点の半ばで
信号が赤になった
見切り発車してきた車の
横っ腹に衝突してしまった
想い返せば
事故を起こしても
当然の精神状態だった
今は どうだろう
35年前とは
全く違う意味で
迷っている
迷っている時には
交差点に
突っ込んではいけない
あの時の教訓があるから
交差点の前で
私は空を眺めている
交差点は怖い
だが
死ぬことは怖くない
あの瑠璃色の空に浮かぶ
真っ白な雲の流れる方向に
ハンドルをきれば
良いのかもしれない
