「美しい言葉」と「きれいな言葉」を混同している人が多いようです。
私自身は「きれいな言葉」には、ほとんど関心がありません。ただただ「美しい言葉」に惹かれつづけています。
では「きれいな言葉」と「美しい言葉」の違いは、どこにあるのでしょうか?
「きれいな言葉」とは文字通り「きれい」で汚れのない言葉だと言えます。ただ、接した後に、ほとんど印象に残らないのが「きれいな言葉」だと私は思っています。
一方「美しい言葉」には、必ず「ドキッとすること」が含まれているのですね。
ただ、けがれがないだけではなく、時には、怖くてのけぞることもあるのが「美しい言葉」の魅力だと言えます。