一泊二日の入院ということで、たかをくくっていたら、とんでもなかった。
ナースステーションの真ん前の病室なので、一晩中、ナースコールが鳴りっぱなしで、一睡もできない。
で、今回は「安らぎ」という詩を書いてみた。
安らぎ
病棟に安らぎはない
いや、きっとある
安らぎを探すのだ
待っていても
安らぎはやってこない
たぶん
盗みとるように
奪いとるように
攻めの姿勢でないと
安らぎなんか
見つかるはずもない
夜が長すぎる
イビキなどの騒音が
すごいだけでなく
ベッドが異様に固く
急性の腰痛に悩まされていた
逃げ込むところは
談話室しかなかった
夜明けはまだ遠い
灯りが嬉しい
味気ない人工光に
尊い安らぎを覚えたのは
生まれて初めてだった
ふだんは飲まない
缶コーヒーが
美味かった
あるじゃないか
安らぎは
見つけようと思えば
これからの
抗がん剤投与も
慌ただしい中で
機械的に進められて行くだろう
それでもどこかに
何かと何かの隙間にでも
安らぎは
見出せるに違いない
夜が明けた時
談話室の窓の向こうを指さして
誰かが
「アレが、富士山だよ」
とつぶやいた
真っ白な大きな山が
意外と近くにハッキリ見えた
あなたが私の知ってる方だったら、今まで優しくしてくださって感謝します。尊敬しています。冗談も楽しかった。また、いつかお目にかかりたいものです。病気とは仲良く戦って勝利してください。克服される方も多い現代ですから。イベルメクチンはいろいろな病気に聞くと言われてますが、、、?貴方の会話は詩のように感じました。